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「HO③先生は優しく話してくれる」 職業：養護教諭(メンタルセラピストベースオリジナル職業) 職業技能：応急手当、聞き耳、精神分析、図書館、説得、医学、芸術（手品）、心理学 興味技能：回避、キック、目星 [特徴表] 2-8　芸術的才能：任意の＜芸術＞1つに[INT×3]％を加える。⇒芸術(手品)に33％追加。 「元気な生徒があまり保健室に来るものではありませんよ」 生徒にも敬語で話す穏やかな保健室の先生。口調はまともそうだが、中身も真面目というわけではない。勤務中でも漫画読んだりゲームしてるぐらいゆるい。自分に対してゆるいが、生徒にももちろんゆるい。咎める気のない「こらこら、サボりはいけませんよ(漫画読んでる)(説得力皆無)」という態度から保健室には素行不良の生徒が平然とベットで寝ていたりいなかったり。 保健室の先生として、相談にはきちんとのるが、無闇に他人に踏み込みすぎないほどよい距離感でいることを心がけている。 生徒との会話の取っ掛かりを掴むために覚えた簡単な手品ができる。保健室には手品の本とか、最近流行っている漫画が置いてある。 パッと見、気が弱そうななよなよした雰囲気だが、昔は相当ヤンチャしていたとか、いないとか(興味技能を見る)。 「愛されて育っているくせに」 表には出さないが誰に対してもそんな思いが根底に必ずある。 結婚や子どもはまだかと急かされて困っていると漏らす同僚にも、自分の境遇が不幸だと嘆いている生徒にも、それでも肉親に愛されて育ててもらっているくせに。愛されて、生まれてきたくせに。歓談しながら、相談にのりながら、内心そう思っている。 愛されない寂しさを埋めるために引き取ってもらった親戚にバレない程度にヤンチャをしていた。中学でタバコも吸ったし、酒も飲んだ。もちろん異性との交際も行った。でも無理だった。誰一人として長く続かない。付き合った異性からは全員にお前は退屈だと言われた。不純な行為も吐き気がした。人を簡単に内側に入れたところで受け付けられなかった。受け入れ方がわからなかった。だから突き放した方が楽だった。結局、はみ出し者達の中でもどこにも属せなかった。 そういった過去からどこにも居場所がないと悟り、でも生きていかなきゃいけないから仕方なく教員に落ち着いている。愛情以外に自分を強く惹き付けるものもなければ目指したい理想もないからゆるく生きている。 愛して欲しい。愛したい。でもどちらも知らないから他人との距離を測りかねている。不器用な人。 愛したい願望よりも愛されないことが怖くて結局壁を作っているのは雨宿裏自身だったりする。それに気付かず愛されない！と内心嘆いて他人を羨んでいる身勝手な人。可哀想だね。 「それじゃあ、ぼくと恋仲になってみませんか」 自分と似た境遇の彼女に同情しての言葉だったかもしれないし、本心からの言葉だったかもしれない。 一応、彼女と本気で付き合おうとは思っていない(犯罪だから)し、本気で愛したい人ができたのならば手を離してあげようと考えていた。彼女が自分と同じ轍を踏まないよう、次に進むための踏み台になるぐらいの気持ち。 彼女自身がどう思っていたかは定かではないが、雨宿裏自身はごっこ遊びの延長戦のつもりだし、そもそもごっこ遊び以外の恋仲を知らないからそれ以外選択肢がない。 とはいえ、愛し愛されたいという強い思いが根底にあるため、女子生徒のことを可愛がってはいたが、その言動の大半は"自分がして欲しかったこと"であって100%"彼女のため"を思っての行動ではない。他の生徒同様に「こうすれば喜ぶだろう」とかそういう打算的な言動も多くある。 だが雨宿裏が彼女を愛していた事実は変わらない。まともな愛し方も知らないが、知らないなりに愛していたし、雨宿裏自身も彼女に愛されたいと思っていた。 少なくとも、雨宿裏は彼女との恋人の真似事をしている時間は幸せであったと記憶している。 好き：娯楽(気が紛れるから) 苦手：甘いもの 一人称「ぼく」。二人称「きみ」。 ☆彡通過シナリオ ・ソープスクール　END-C　生還

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