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あおたき・きよふみ (2010ミュージシャンを参考に作成) 天才くんとおなじレーベルに所属しているピアニスト。6/5うまれ。 これまでに様々な演奏会やオーケストラに参加し、それなりにCDなども出しており、実績はある。 名前を言えば「ああ、あの人か」と顔が浮かんだり、聞いたことある！というようなリアクションをされる。 だが、それはそれとしていつも脚光を浴び、メディアに取り沙汰されるのは侑李のほうだった。 見た目が華やかなのもさることながら、その豊かな表現力は己よりも常に頭ひとつ抜きん出ており、どうやってもそこに至ることができない。 それでは、とゆとりを持って演奏するために読譜を正確にし暗譜をし演奏をしたところで、 聴き比べてみると自分の演奏のほうはどこか機械的で、 血が通っていないような印象すら覚える。 どれほど血の滲むような努力をし、時間と体力を費やしても到達できない頂にいる侑李に対して嫉妬を通り越して どこか敗北感すら覚えているが、その反面いつかその表現力を体得してやらんと日々様々な風景を見に出かけたり 侑李の音源を聴いたりなどしている。 その結果、持ち前の実力のせいか、センスのせいなのか、侑李の出す音を聴いただけで彼のものだと気づいてしまうようになってしまった。 丁寧なアンチか？ 侑李が己に曇りのない憧れの眼差しを向けてくるのをひしひしと感じているため、その期待と憧れを裏切らないためにこれまで以上に努力を重ねているが、本人の演奏自体が自身に醸し出せないものを表現しているため、そろそろ限界を認めるべきかと悩んでいる。 【ちょっとした来歴】 都内の音楽科のある私立高校を卒業後、藝大器楽科ピアノ専攻に現役合格。 高校時代からバークリー音大への体験留学プログラムなどに率先して参加し、実力・経歴ともに鳴り物入りでの進学だった。 大学時代は演奏の傍ら音楽心理学を研究し、教育現場における音楽の活用法や、セラピーの現場での音楽の活用法も学んだ。 また、大学在学中も古巣に帰るような感覚でバークリーへと留学し、留学中に何度かアメリカでステージに立った経験もある。 藝大学士課程卒業後は友人たちと室内楽団を組んで演奏活動を営む。 その後、先述のレーベルからオファーがあり、メジャーデビュー。当初は技巧派と言われていたが、現在はさまざまな楽曲に手を広げ、 古典的なものから印象派と言われるアンビエント的な楽曲にも挑戦している(中にはそれを迷走と謗る者もいる)。 ……というのは表向きで、実際のところは侑李に対抗意識を燃やしてさまざまな方向に自己研鑽をしているだけで、実は本当に迷走している。

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