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▼矢神紗綾（やがみさあや）『Hand in Hand』NPC 服飾デザインの専門学校に通う専門学生さん。19歳独身。 ココアブラウンの髪とヘリオトロープの瞳を持つ日本人。 〈製作（衣裳）〉 バレエダンサーやフィギュアスケート選手などに向けた、華やかで舞台映えする衣裳をデザインし仕立てる。 〈芸術（レース編み）〉 繊細な模様をじっくり丁寧に編み上げていく。 自身の手掛ける衣裳の装飾に用いることも。 ▽『Hand in Hand』NPC ▼魔術師／ストーカー 彼女（彼）は、共に脱出を目指す人物として探索者の前に現れるが、本当は探索者をさらった張本人である。 探索者に病的に執着しているが、探索の最中ではそれを見せずに探索者から好かれるように立ち回る。 彼女（彼）は正気度を持たないため正気度チェックが発生しないが、プレイヤーに見えないようにダイスを振ることで正気度チェックをしているように見せかけること。 ▼KPの方針 【行動方針】 神崎は探索者に対して最初から好意を抱いており、心理的な距離を縮めようとして行動する。 また、神崎は探索者をさらった張本人であるが、それを隠し通せる（と神崎が感じている）限り、探索者に対して攻撃的な態度を見せることはない。 探索者を無理やり服従させるよりも、自ら望んで自分の手を取って欲しいと願っているのだ。 【手】 神崎が手を使う行動を取った時、キーパーは『神崎の指先に小さな切傷がある』ことを描写すること。 傷は左手（利き手の逆）の人差し指についている。 これは、休憩室の扉に旧き印を刻む時に誤って自身の指を切ってしまったために出来た傷である。（垂直に立つ板面で彫刻刀を扱うことは、考える以上に難しい） 〈医学〉の判定に成功すると、この傷がＵ字型の刃物によって切られた傷であることが分かる。 【豹変】 神崎は基本的には探索者に友好的に振る舞うが、探索者に以下の言動があった時には、態度を豹変させる。 ・神崎に対して『心理学』を３回以上使用する。心理学を使用した場合の神崎の反応は以下のとおり。 １回目：「あまりじろじろ見られると照れくさい」 と、茶化す。 ２回目：探索者はまさか自分を疑っているのではな いか、と不審そうな目を向ける。 ３回目：疑われていることを確信する。 ・神崎に対して疑いをかける言葉を口にする。 （例） 「君が私をここに連れて来たんじゃない？」 ・神崎のことを明確に拒絶する。 （例） 神崎が差し出したビスケットを理由なく突き返す 神崎を意識的に遠ざけようとし続ける これらの言動があった時、神崎は本性を現して、すべてが自身の企みであることを告げる。 そして、ニョグタの落とし子を操り、力ずくで探索者を二度と逆らえないようにするだろう。 ▼過去・ストーキングの経緯（※椿KP卓オリジナル） 両親に虐待を受けて育ったため、誰かに愛されるということを本質的に理解していない。 幼少期は暴力の捌け口に、成長して容姿の美しさが開花してからは水商売まがいへの従事を強いられ 性的・経済的に搾取されてきた。 身体的にも精神的にも追い詰められた紗綾を救ったのは、偶然テレビ番組で目にしたバレエダンサー・六路木 穂波の美しさだった。 国際的なバレエコンクールの特集報道が、つきっぱなしの自宅のテレビから流れていたのだ。穂波の演技の映像が流れたのはほんの数分で、それは彼の踊りの全てではなかったが、華やかな衣裳に身に纏い 優雅に舞う彼を心から美しいと感じた。しなやかに操られる四肢に、真剣な眼差しに、芸術の域に達したその身体表現に、目も心も奪われた。 「いたい」「つらい」「こわい」「きたない」のが世界の全てだと思っていた紗綾にとって、穂波の美しさは汚れた世界に差す一筋の光だった。この世界にはあんなにも綺麗な存在があるのだ――その事実を知っているだけで、生きる気力が湧いてくるように思えた。 金さえ渡していれば何をしようとお構いなしの両親を良いことに、紗綾は水商売まがいのシフトをありったけ増やし金を稼いだ。両親に隠れて貯めた金でスマートフォンを購入し、暇さえあれば穂波の所属するバレエ団について調べては穂波の活動を探り追い続けた。直接舞台を観に行くことはできないものの、バレエ団の広報誌から、穂波や周囲の人間のSNSから、調べられるものは余すことなく調べつくした。好き嫌いや家族関係、今日何をして過ごしたのかなど……穂波のことを知れば知るほど、彼の存在を近くに感じ幸せに思った。 穂波が活動の拠点を海外に移すと知ったときにはパスポートすら取得したが、未成年者の紗綾は流石に海外まで追い続けることはできなかった。そのもどかしさを埋めるべくオカルトまがいのものにまであれこれ手を出した結果たどり着いたのが、名状しがたい神々にも通ずる魔導書や魔術の存在と「吊り橋効果」なる学説をもとに書かれた恋愛に関する書籍だった。 ご両親の他界や足の怪我など、彼に様々な困難や苦悩が降りかかったとき、わたしはなんにもできなかった。けれど、彼が日本に帰ってきた今ならば。会いに行ける今ならば。彼と恋人という関係になることができたならば。わたしは彼のことをよく知っているのだもの、助けられるかもしれない。癒せるかもしれない。わたしの光、わたしの王子さまを守れるかもしれない。 肥大した妄想は止まることを知らず、むしろそれに突き動かされるように紗綾の行動はエスカレートしていく。 そしてとうとう、夕陽が辺りを赤く染め上げる中、紗綾はかねてよりの計画を実行に移すことにした――。 ■ステータス・一部〈技能〉 ステータス・年齢は基本的に「神崎薫」と同値を採用（EDU のみ変更）。 〈技能〉の一部は「神崎薫」と同値になるように調整。 ■名前 矢神：デフォルトネームの「神崎」より「神」の字を引き継ぎ＋ PL やしろちゃんより「や（矢）」の音 紗綾：「不断長久（家の繁栄や長寿が長く続くこと）」の意味を持つ「紗綾形」より。 デフォルトネームは「神崎薫」。 ▽職業P：デザイナー；サプリ『クトゥルフ2015』より［職業ポイントは EUD*20 を採用］ 〈言いくるめ〉または〈説得〉、〈芸術（任意）〉または〈製作（任意）〉、〈コンピューター〉〈心理学〉〈図書館〉〈目星〉 +個人的な関心の技能2つ⇒〈ほかの言語（ラテン語）〉〈芸術（レース編み）〉 ■一人称：わたし　■二人称：あなた　■三人称：～～くん、～～さん ■イメージカラー：ヘリオトロープ（#9079b6） ▽特徴表より：採用せず ▽OPP：6 お胸のサイズはEカップ。 ▽呪文 ■《ニョグタの落とし子の召喚／従属（SUMMON／BIND SPAWN OF NYOGTHA）》基本ルルブ（第6版）P.282 ■《治癒（HEALING）》基本ルルブ（第六版）P.272 ■《恐怖の注入（IMPLANT FEAR）》基本ルルブ（第6版）P.256 ▽所有もしくは解読したことのある魔導書（※椿KP卓オリジナル） ■『魔術の真理（TRUE MAGIC）』基本ルルブ（第6版）P109 のほぼ完全な日本語訳 ■『ネクロノミコン（NECRONOMICON）』のラテン語版 基本ルルブ（第6版）P108 の写本 ■『屍食経典儀（CULTES DES GOULES）』基本ルルブ（第6版）P106 の欠陥のある日本語訳 ▽タグ ■椿NPC ■椿NPC（シナリオ）

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