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恒河沙皇帝院 未来永劫子(コウガシャコウテイイントワコ) ꧁——————————————————꧂ 　　　　　　お嬢様の嗜み三箇条 一　言葉遣いに気を付けること。常にお淑やかに、淑女らしく。 一　威厳を持った行動を取る。プライドは大切な武器である。 一　お嬢様に不可能はない。何故なら、お嬢様“だからである” ꧁——————————————————꧂ ❋ HO1：あなたはお嬢様である。 私立舞麗慈和学園の高等部3年生(17歳)。 歴とした旧財閥の血を引く、あなたは学園では生徒会役員と弓道部に所属している。 「ご機嫌よう、私(わたくし)は日本一の川信濃川……いえ、何れガンジス川さえも統べる人間、恒河沙皇帝院 未来永劫子(こうがしゃこうていいん とわこ)ですわ」 「宇宙から見たら私共の営みなど些事…それこそ恒河の砂。ですが私はそれを、守っていきたいのです」 ✴︎キャラ紹介 一人称:私(わたくし) 二人称:貴方、貴方様 旧財閥のお嬢様。代々続く名家だが先祖がダムの大型工事に携わりそれによって再び栄えたという歴史を持つ。今は自然科学系研究者などを輩出、"川"と縁が深い人物が多い。 大仰な名前だが、それに恥じない己であれと課している。 ✴︎ 執事 「じいや」と呼んでいる。全幅の信頼を置いている。 ※以下より『脱獄は乙女の嗜み』の重大なネタバレを含みます。 ❋ HO1：秘匿情報 あなたはお嬢様である。 あなたには高等部に入ってから決められた許嫁がいる。 彼の名前は雲野大良（くものひろよし）。 国内最大級のIT会社の一人息子だ。 人柄も良く、あなたも将来の伴侶として申し分ないと思っているだろう。 ぶっちゃけ、大好きかもしれない。いや、多かれ少なかれ好意を抱いているのは確かだろう。 しかし、学園内でのあなた達の関係は冷め切っている。 これはあなたと大良で決めた事で「許嫁だからと好奇の目で見られるのは互いの日常生活の為にも避けたい。 ならば、いっそドライな感じで接してしまおう」と言う物だ。 なので、あなた達が他の人間の前で、恋人らしく、許嫁らしく接することは無いだろう。 時は12月初頭。あなたは彼から手紙を受け取る。 「ごきげんよう。 突然の手紙で申し訳ない。 実は最近、俺達の関係が悪いのでは？というイメージ操作の影響なのか。 俺に言い寄ってくる後輩達が多くてな。 恥ずかしいのだが、お前の協力の下、この二人を遠ざけたいと思っている。 計画は単純だ。 人の本質が見られるのは窮地の場面だ。 俺達、四人で誘拐されて、その場で俺の情けない部分を見れば、二人も興ざめしてくれるだろう。 誘拐されたという非常自体であれば、どんな反応した所で「仕方ない」の一言で片付くしな。 安心しろ、お前の執事にも話しは通してある。 脱出自体は安全に出来る筈だ。 手順なのだが、今度のクリスマスイベント。 その打ち合わせの場に二人を呼んである。 お前は二人のティーカップに睡眠薬を塗っておいてくれないか。 俺が先に行って、お茶の準備をしていると言うのも、なんだか変な感じになるしな。 すまないが、俺達の将来の為にも協力して欲しい。 君を愛する、大良より」 雲野 大良様 拝啓 　折角の貴方様からのお手紙だというのに、お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。 　貴方様が抱えている問題、そして講じた対策について諸々了解致しました。騙す、という事はお二方に対しとても忍びなく感じますが、他でもない貴方様からのお願い。承りました。粗相のないようこの未来永劫子、尽力させていただきます。 　これは貴方様と会いたいが為の建前なのですが、内密に会って打ち合わせする事はございますか？もちろんご多忙の事だと思いますので、どうか無理はせず。 　それでは失礼致します。　敬具 　　恒河沙皇帝院　未来永劫子 ビジネスライク……といえばドライな感情にとられてしまうかもしれないが。 彼の家柄からして重圧は計り知れないものだろう。それを感じさせない彼の気高さ、立ち居振る舞い、そしてそれを全身全霊で応えてみせる器量さ。そんな姿を魅せてくれる彼をとても尊敬している。 男は女を立ててこそ。 そういった過去の女子教育の中心理念も心得ているが、彼とは対等な、高め合える関係でいられたらと願っている。 ▼イメソン 追記中……

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