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迷冥市役所都市伝説課職員。 基本装備は笑顔であり、それが崩れることはほぼない。怒っても笑い、悲しくても笑い、楽しければもちろん笑う。 顔の大きな傷のせいですれ違いざまや初対面の相手からは顔を二度見されるが、本人は全く一切気にしていない。 使用する武器は槍。長物の為、狭いところで不利にならないように足技も鍛えている。 腰にうさぎのぬいぐるみを二つ括り付けており、白い方が「臼」黒い方が「杵」。 動物の中なら一番うさぎが好き。それに関連して兎と月の逸話も好んでいる。 「ととく」という発音が人によっては言いづらいだろうなと思っているので、「とと」でも「ととくん」でも、呼びやすいように呼んでもらっている。 今日も変わらず仕事をしている。少し危なくて、少し騒がしくて、とても暖かで愉快なこの場所で、今日も生きている。 「やぁ、こんな夜中に出歩いてちゃあ危ないよ、おじょーちゃん」 通過シナリオ 「ようこそ！迷冥市役所都市伝説課へ！」 「ラストグラス SideA・B」 「セレーネの情慾」 「海底とノクチルカ」KPC 以下、ようこそ！迷冥市役所都市伝説課へ！　HO1内容あり 朧げな記憶の中、ただ、あの子供を愛おしく思っていたことだけを覚えている。己のエゴでこの場所に縛り付けてしまった以上、出来うる限りその存在を守り、その命の終わりを今度こそちゃんとした形で見守りたいと思っている。 笑顔は自分にかけた呪い。他者と線引きをして距離を取り、もう2度と同じような誤ちを犯して誰かの運命を歪めないようにする為の戒めにしている。 呼び名は自分で決めたが、名前に意味をつけることで存在を縛ってしまうという考え(「名前はこの世で一番短い呪」)が根底にあるので、あまり意味は考えずにつけた。 兎…月の異名であるという話も含めて好きだから。 ト…意味のない言葉を混ぜたかった。孤児であり存在が曖昧な自分が、一般的な名付け(何かしらの願いを込めてつける)の真似事をしているという意識を忘れないようにするため。 吼…自分に欠けている感情を忘れないように。「苦」にしようとしたら周りから流石にやめろと止められた。 フレーバー：92 猫柳（ねこやなぎ）「自由」「努力が報われる」「親切」「思いのまま」 自由の権化。楽しいことが大好き。そのためにはなんだってする。努力は無駄に終わるかもしれない。しかし貴方はそれでも辞めないだろう。皆も呆れながら見守るだろう。 以下、ようこそ！迷冥市役所都市伝説課へ！END１シナリオ終了後 人としての名前は「卯月 晨護(うつき しんご)」。夜に怯える誰かを守れるように、朝の光の様に暖かい人でありますようにと願って付けられた。 幼い頃は人より他者や自分に関わる物事に対する関心が薄く、風に流されるように生きていた。家族は心配しながらも、元々気丈な性格だったために、人より少しのんびりなだけでそれもまた個性なのだと考え根気強く育ててきた。 そんな生き方が変わったのは、13歳の夏。ぼーっと窓際に背を預けて蝉の声を聞いていた時、ふわりと吹いた風にカーテンが揺れて開けた視界の青が眩しくて自然と空を見上げた。揺蕩う心を写すように浮かぶ雲の隙間に太陽の光が見えた。「いかなくては」とそう思ったのが「卯月 晨護」としての始まりだったのを覚えている。 それからは以前が嘘だったように活発さを見せ、楽し気に笑う普通の子供として中学から高校、大学に進み、縁あって都市伝説課に就職した。 身体は少しばかり扱い辛くままならないことはあるものの、朝日に目をくらませ、木漏れ日に欠伸を溢し、夕日に影を伸ばして、月夜の柔らかい光で眠る生活は面白いので気に入っている。 その隣に彼女がいることが何よりもの幸福ではあるものの、彼女のくれたすべてを愛している。

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