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ごくつぶし様作「春を呪うひとへ」　通過 2022.5.4 竜原様作「ラストグラス」　通過 一般企業のデスクワークをしているOL(27歳) 高校時代 勉学も運動もそこそこ、いつも明るく声が大きくてまあまあ目立つタイプだった。 イラストを描くのが実は趣味。特に隠してもなく自慢しているわけでもない、本当にただ趣味で自分なりのイラストを描くのが好きだった。 なんとなく見た部誌の短編小説がとてもよく作者が同じクラスの椿原くんだとわかったため、イラストを描いて(半ば強引に)声をかけ、本人へ見せた。椿原くんを認識し仲良くなったのはこれがきっかけだが、熱烈なファンのように強く当たってしまったことを反省し、翌日からゆっくりと会話をして仲良くなっていった。 異性が仲良くしていると噂が立ってお互いに面倒だと思い、クラスではわざとあまり長話はしていない。 2年の夏休みに椿原に頼んで、部誌用ではないオリジナルの物語を作ってもらいそれを漫画にして「学生漫画コンクール」に応募したことがある。結果は入賞こそしなかったが好きだった漫画家から良いコメントがもらえて大満足だった。 (あわよくば、自分が好きな作家の物語を広めたい気持ちもあった。) 椿原とはクラスで仲が特別良かったわけでもなく学校外で会うこともない、とても微妙だが大事な友人だった。 (学校の友達、ではなく自分の友人として見ていた。) 受験生になり趣味の時間が減ったことで関わりも減り、連絡先は知っていたが内容のない会話をする仲ではなかったため送ることもなく、徐々に疎遠になってしまった。 高校を卒業して約10年。イラストは日記や手帳の端に少し描く程度にはまだ好きだが忙しく、平凡な日々を過ごしている。 九鬼先生のことは当時あまり好きではなく、似た性格だったため時々正面から先生の強い態度に対して怒っていた。 (若気の至りだったと今は少し申し訳なく思っている。) 10月3日生まれ(楓の日) 紅葉がきれいなのは秋だが楓の花が咲く時期(楓の木の本来の見せ所)は春なので「思うようにいかない、頑張っているときに注目されない」自分にぴったりな名だなとわらっている。 (親としては紅葉した綺麗な姿から「散る最後にこそ人の目を集めてみんなから好かれる姿」を良いと思いつけたのだが…思い届かず。)

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