タグ： だぎ次郎 誰がロックを殺すのか HO1 薔薇の館

■人生の要約 ・2050年アメリカのスラム街生まれ ・最愛の姉の名前はミキ・D・ブラック（実際の年齢差は分からないがたぶん10歳くらい） ★・世界的なロックバンドのリーダーの姉が死亡、デイビッドは放浪しなんやかんやあって過去の日本に行く。姉とロック以外の全ての記憶を失う。 ・2017年頃に日本に来日し姉と出会う。ロックバンド“Dagiz”を組み活動開始。 ・2021年姉のミキ(35)が死亡、遺品整理の時に形見のペンダントを手に入れる。 ・2022年、姉を救えず失った悲しみは未だに癒えていない。でも頑張る。 ▼下に人生が長々と書いてあります。※読まなくても大丈夫です。 ■人物像、操作説明 ・ロックに生まれロックに生きる。 ・扱える楽器はギターのみ。メインボーカルだがギターよりは上手くない。 ・最近日本語が上手になってきた。 ・口数はもともと少ない、酒に酔うとよく喋るようになる。 ・バンドメンバーを一番大切にする。 ・喫煙者 ・暇なときは公園のベンチで鳩に餌をあげている。 ■技能値について 投擲、ピックを投げるぜ 大きい棍棒、ギターを振り回すぜ ナビゲート、皆を引っ張っていくぜ ★製作（リフレイン）、素敵なリフを作るぜ 【デイビッド・D・ブラックの人生】 西暦2050年、アメリカイリノイ州デッドマンズ（元シカゴ）は治安などないスラム街—— この年にディストピアとなったこの国の街の裏に捨てられた子、デイビッド・D・ブラックは青春時代を姉のミキ・D・ブラックと共に過ごした。 デッドマンズ地区での主な娯楽は音楽と薬物。 当時デッドマンズで流行っていたジャンルは、オールドロックと呼ばれる2000年〜2022年頃に主流だったロックをごちゃ混ぜにしたもの。 ミキは音楽が好きで友達とバンドを組みストリートで生活費と教育費を稼いでいた。（ミキの音楽はオールドロックを主体に今は亡き日本と呼ばれた国のロック、ジャパニーズロックの色が強い。） 教育費はミキ本人ではなく、弟のデイビッドに学校に行ってちゃんと教育を受けてほしかったためである。 西暦2055年デイビッドはそんな姉に憧れて当時の友人達とバンドを組み日夜音楽を奏でることにのめり込んでいく。学校にも行かずガレージで技術を磨く日々、姉に見つかり叱りつけられることもしばしばあったが変わらずエスカレートしていき、非行に走ることも有った。 2068年、ミキが続けていたバンドの“ORION ONE”（オリオンワン）はメンバーの入れ替えもあったがメジャーへと成り上がった。急な商業的成功に関わった元日本の大企業“SoMuse.CMF”に怪しく思うファンもいた。 　一方デイビッドはバンドメンバーとの諍いが絶えなかった。原因は好きなロックジャンルの感性のズレから来るもので、時間が経つほどにその溝は深くなっていく。デイビッド1人だけハードロックの道を進んでいた。バンド名も“DAGION”(ダゴン)に勝手に変えた。 2069年、ボーカルギターのミキがリーダーを務めた“ORION ONE”のニューシングルでついに世界的成功を収める。そんな祝福すべき年にデイビッドのバンド“DAGION”は解散。原因はデイビッドの評判の悪いギターソロ。本人は最高にカッコいいものと思っていたようだが観客は呆れ、またはじまったと言わんばかりに帰る。毎回ライブの最後に30分の演奏をするのが通例だが、その日は大幅に越えて90分間も延長した。少ない観客もバンドメンバーもスタッフも皆帰った。その後はメンバーとは音信不通で一度も合えず、もちろんセッションも無い。 2070年、生活が荒れていたデイビッドの寝タバコの不始末が原因で家は全焼。 その日はたまたまストリートで弾いていたギターと財布、サングラスのみが残った。その後の生活は酷いものでデッドマンズの裏路地でケンカと酒に溺れる日々を過ごしていた。そんな中、デイビッドにたった1人の家族のミキが死亡したと連絡が入る。 死因は自殺、動機は生活の不安と将来性のことから。姉は常に笑顔を絶やさない明るい性格で自殺などありえない。 人気者だったミキの突然の死に、世間のメディアや人々は無関係ではない弟のデイビッドを憎み非難し攻撃し始めた。 居場所をなくしたデイビットは逃れるために放浪し、とある酒場で出会った老人と意気投合。その夜、老人が住んでいる施設に送ると老人は身分を明かし、デイビッドに姉の遺品を渡す。渡されたものは、姉が愛用していたギターの“EPIPHONE LTD RIVIERA P93”（専用カスタム）と黒い石のペンダント。そして一枚の紙、紙には『D.A.G.I/251』と書かれていた。そこに書かれている場所に向かえと伝えられた。そこはトルコにあるネムルト山の251地区—— ８体の巨大神像が向き合う広めの祭壇、その場所にあの時の老人が居た。 老人曰く“最愛の姉を救うのはお前だ、ロックは世界を壊しそして救う。己と向き合い仲間を集め、皆での歩みを進み続けろ” 『やりなおそうぜ、未来での失敗を』デイビッドは心にそう誓う。 世界は変わった、場所は日本、時は2017年。デイビッドの目の前には姉であるミキがいた。 ★デイビッドは時空移動に耐え切れず記憶が消失した。 姉からは生まれから今までの失った記憶を教えて貰った。（未来の時間軸の出来事を現在の時間軸に合わせた記憶として変換されている。日本には来日したことになっている。） 意気投合したメンバーでバンドを組み、メンバーたちと共に前進していくのであった。姉と再開した時に手に持っていた姉のギターとペンダントを返した。（この時にペンダントについて詳しく知った） 2021年、デイビッド達のロックバンド“Dagiz”の活動は好調だった。この年、姉の訃報が届く。 姉のミキも別で活動していたが交通事故により死亡した。大きな事故だった、都市バスが事故により炎上し残されたのは燃えて溶けた愛用のギターだけだった。身寄りのいない姉の葬儀を済ませ、遺品整理をしていると大切にしていたペンダントが出てきた。姉の形見はそれだけだった。 2022年、姉を救えず失った悲しみは未だに癒えていない。だが、メンバーを放って歩みを止めるわけには行かない。 姉にそう言われていたから。

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