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セル名「アライブ」のセルリーダー。ワークスはFHチルドレンだが、子供だけで構築されたセルなので中心である彼がリーダーとなった。 性格は傲慢で乱暴な俺様系男子。欲望のままに進むタイプだが、生存本能が強く、死を極端に恐れている。その為、UGNを始めとした敵対組織が相手だろうと無益と判断すれば殺生はしない主義。 レネゲイドに発症してオーヴァードになったのは幼い頃。それまでは男の子だが、泣き虫で怖がりな性格だった。いつも隣に住む幼馴染の紅林蒼衣の後ろにいた。 しかし、とある事故に巻き込まれてオーヴァードになった時、どういう経緯か不明だがFHにいた。FHチルドレンと言う道具として教育をされる中で、どんなに嫌がっても許されない過酷な現実に弱虫なままでは生き残れないと悟った彼は同時に発症したノイマンの能力によって徐々に感情を変えていき、結果今のような性格へと変わった。 そうしてFHセルで生き延びるある日、とある戦闘の任務に駆り出された。周りがどんどん死んでいく過酷な戦い。その時に瀕死の重傷を負ったが、これをチャンスとして相手にも自分のセルにも死んだように偽装。肉体を仮死状態にした事で完全に捨てられ、前のセルから逃げ出す事に成功した。 それからは猫の姿でどうにか日々を食いつないでいたが、死にそうにしている同じ立場の境遇の子供を見つけてしまう。手を差し伸べるだけの力は持っていないし、足手纏いは自分の危険にもなる。だから問いかけた「死にたくないか？　生きたいと思うのなら、ついて来い」と。 そうして足掻いてでも生きる願望を持っている子供達を引き取っていく内に……いつの間にか一つのセルとなった。拾った子は生き抜く為に厳しい訓練をとことん行わせ、それ相当の知識を子供達の頭に叩き込む。刹那の行う威圧的なスパルタに耐え切れずに出ていく子もいたが、敢えて後は追わない。他の子供が連れ戻した場合は何も言わずに追い出したりはしない。来るもの拒まず去る者追わずの精神でメンバーに関しては口出しはしない事にしているーーそんな不器用ながらの優しさを持っている。 みんなの欲望は「生きたい」と言う大きな野望ではないが、生物なら誰もが望む本能。生きるために金が必要で、他のセルから仕事を貰う内にちに管理セルとして機能を半強制的に備えてしまった。 戦闘は獣の腕に変えて鋭い爪や腕力で反撃を行う。何がなんでも敵を倒すという強い生存本能から生まれた戦闘スタイルである。 思い出の一品として、幼い頃に幼馴染と一緒に誕生日に貰った「S＆A　0401」と刻印されている青のペアリングを持っている。前はアジトに隠していたが、子供達も増えた事で見えない所に隠し持つようになった。

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