タグ： きつねもふもふ裏

職業参考：用心棒 変更点：様々な勉学や暗殺術、政治学等を教えられたとのことなので、≪図書館≫≪人類学≫≪精神分析≫を職業技能で取得しています。 --------------------------------------------- ・眼鏡 ・黒髪 ・身体がでかいのでいっぱい食べる ・無口/表情薄め ・色々なことを考えすぎるあまり、咄嗟にリアクションがとれない ・外の世界に憧れを持っている ＊配色イメージ：ブラッドストーン -「勇気」「勇敢」「堅固」「勇気」「聡明」「沈着」「救いの力」 一人称：自分、二人称：貴方、-さん、三人称：彼、彼女、あの方 口調：-です、-ます、常に敬語 癖：考え事をする時に下唇を触る 「帝日庚です、宜しくお願いします」 「自分に何か用でしょうか」 「その件でしたら、自分の記憶にあります。説明しましょうか」 「自分には…出来ません」 --------------------------------------------- … 記憶もなく、訳もわからないまま課題に勤しむ毎日。代り映えせず、果てのない日々は息が詰まるようだった。意識がはっきりした当初は消されるのが恐ろしくてがむしゃらに日々を過ごしていたが、いまは違う。多くの関心は自分の記憶についてと、課題の中で得る知識だ。果てのない海、緑、紅葉、花畑、世界を包み込むような星空、苺の乗ったショートケーキ、氷の世界…この色のない空間の外には、様々な世界が溢れている。 … 多くの知識を得て思う、自分の人生は一体何のためにあるのだろうか。 自分に家族は、友人は、恋人は、誰か、誰か、本当の自分を知る人はいるのだろうか。 あるいは、いたのだろうか。 どんなに記憶をたどろうとしても、思い出せない。 … 「自分以外の人間が死に血と炎の中、自分と顔の見えない誰かが立っていた」──死に絶えた人間は家族だろうか、赤の他人だろうか。これを引き起こしたのは自分だろうか、それとも顔の見えない誰かだろうか。きっとこの組織が関わっている、知っているはずだ。 … 外出の命令が出た。HO1を殺すこと、それが自分に課せられた任務だった。 … これはチャンスだ。この管理された空間から、外出ができる機会なんてそうそうない。勿論、監視はされてるのだろうが、ここでなんとか行方を眩ませられれば、色のない空間から逃げることが出来るかもしれない。人の経歴から存在まで全てを消すのはたやすいことでない。外で探せば自分の過去だって、家族だって、見つかるかもしれないじゃないか。HO1を殺す必要などない、自分は機関から逃れるのだから。 …

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