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HO特記:〈隠れる+50〉〈忍び歩き+50〉 職業P:EDU+DEX選択（差分+20） 職業特記:〈隠れる+10/※合計+60〉 職業技能:言いくるめ、鍵開け、心理学、追跡、図書館、法律、目星　+　聞き耳 特徴「6-10」手先が器用……〈製作+50〉〈電気修理+10〉（機械修理+10） 特徴「4-6」寄せ餌（D）……興味P+50 ※〈製作:隙〉……対人において身振り手振りを駆使して視線誘導し相手の隙を付く技能。 「いや～金がなくて困っちゃうな！　不景気ってやつは憎いね～。そこの綺麗なお姉さん、それかそこの優しそうなお兄さん、ちょっと今日の夕飯食べさせて貰っちゃダメ？　人の温もりに飢えてるからさー、温かいものならなんでも嬉しいんだけど！　出来れば手作りが食べたいな～なんて……」 孤児院出身孤児。 大切な人を買い取る為に2000万円の借金をした。この取り引きは非常にアングラなものである為、破産も叶わない。 中学時代にとあるカルト組織に囚われたことがある。誰も自分を見つけてくれるはずもないと孤独と恐怖に震えていたところ、同じ孤児院の弟分だった瑞希（みずき）が単身で氷彗の捜索にあたり居場所を突き止めてくれた。 それ以来瑞希のことを実の弟同然に可愛がるようになり、どこへ行くのにも一緒にいるようになる。瑞希が高校卒業後探偵業に憧れた為、二人で探偵事務所を開いた。血縁者のいない氷彗にとって、瑞希は唯一本当の家族のような存在であり、たった一人の相棒だった。 瑞希と二人で探偵業をしていた時間は、彼の人生の中で最も幸福な時間だった。 しかしある日、瑞希は一つの依頼の危険度を読み違い、勇敢な性格も裏目に出て危険な寒村に一人囚われてしまった。氷彗はなんとしても彼を取り戻そうと村人たちと必死に交渉し、2000万円で彼を取り戻すこととなる。各所から借金をして金を作り、漸く返された瑞希は心神喪失状態に陥っていた。2000万円で取り戻した相棒は、もうどんな返事も返してはくれない。 それでも、生きていてくれるだけでいいのだ。そこに残ったものが、愛した人の見てくれを残した抜け殻のような存在でも。それでもいつか。いつか元に戻ってくれると願って。 「瑞希、瑞希、返事をしてくれよ……。なぁ、毎日毎日最悪な気分なんだ。助けて、瑞希、また俺を助けに来て……。あはは、はは、ああ、ああ……ごめんな……ごめんな…………」 （ICV豊永 利行）

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