タグ： いつかそこにいた人

灘灰 八八（なんば-やや）。 ⁑ アメリカ国籍。血筋は日本人。愛称はヤヤ。 興味のあることにひたすら没頭する性質があり、その矛先はおおむね宇宙に向いている。 幼いころから星や宇宙が好きで、当たり前にいつか星空の先へ行くことを夢見ていた。 文字の通りに「果てしない」宇宙。 無限の広さは恐ろしく、美しく、魅力的で、全ての答えがその向こうにあるように思えた。 大宇宙に存在する星の中でひときわ、冥王星のことが好きだった。 かつて「惑星」であり、自分の生まれた時にはもう「小惑星番号134340番」であったその星。 どこか孤独な星だと思った。 遠く、遠く、それでも何か、自分を引き付ける星。 きっと運命がそこにあると信じていた。 ⁑ 没頭に没頭を重ね、大学を卒業し、晴れてアメリカ航空宇宙局のメンバーとなる。 宇宙飛行士としての訓練を積んでいた最中。探査機墜落の知らせを受けた。 その名前。Number eighty-eight。88。 「時が来た」と思ったし、自分が呼ばれているのだと思った。 だからそのたった一つの席に座ることに驚きはなかった。 ⁑ 今行くよ。 ⁑ 【大切な人】 七七（なな）という名の双子の妹がいる。 その容姿は八八ととてもよく似ており、生まれながらずっと、二人はまるで鏡合わせのようだった。 しかし内面は正反対と言ってもいいほどで、男勝りで目立ちたがり屋の八八と違い、七七は女性的で控えめな性格だった。 幼いころの八八が夢見たのは「宇宙飛行士」と「新惑星開拓」で、 七七が願ったのは「お嫁さん」と「幸せな家庭」だった。今でもそうだ。 相容れることはなく、共感し合うことはできず、それでもお互いを大切に思っている。 ⁑ 【職業】宇宙飛行士（オリジナルで取得） 職業技能：低/無重力行動、惑星科学、操縦(スペースシャトル)、コンピュータ、電子工学、目星、地質学、天文学 ⁑ 愛している。 この大いなる宇宙、きみのことを。

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