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HO 不老不死 あなたは不老不死のようだ。 文明が死んだ地球を数万年ほど宛ても無く徘徊している。 正気等、とうの昔に失ってしまった。今はもう、自分が何者かも思い出せない。 それでも毎日願ってしまう。 「今日が最高の日になればいい」 【キャラクター作成】 ・性別 →女性 ・クトゥルフ神話技能98(必然的に最大SAN値は1となる) ㆍA PP →18 HO:不老不死の知識 数万年の間、滅んだ地球を歩き回った【HO:不老不死】は、現状の地球の地理をほぼ 完璧に把握している。(と言っても特筆すべき地は2か所しかない) しかし、数万年前の記憶等覚えていられるはずもない。 なぜ地球が滅んだか等は思い出せないだろう。 自身の名前も、なぜ不老不死になってしまったのかも忘れてしまった貴女は、今こうし て正常なコミュニケーションが取れていることが奇跡に近いものだと認識して欲しい。 本来、気が狂うほどの年月を1人で宛ても無く、只々歩き続けたのだから。 覚えているだけでも数万年。私はひたすら歩き続けた。人は居らず、文明は風化し砂か木々か海に飲み込まれた。地上は動物達の天国となり、人の痕跡など跡形も無い。かろうじて見つけられるのは地底にある遺跡くらいだ。いつからだろうか、私は書物を見つけては石版か壁画として彫り残すようにした。書物というのは、紙というのは脆い。 集めて管理すると言っても既に物理的寿命を迎えかけているのだから、媒体を移す他ないのだ。雨風の影響の無い大きな壁面も大体は描いて埋めてしまったかもしれない。 いつだったか、どこかで読んだ本に文明が滅んだ後ものすごい時間が過ぎた後に人間とは別の知的生命体が誕生するのでは無いかと書かれていた。早く産まれないかな、その子達も長命なら良い。 音を出す器官があればなお良い。言葉を教えてあげられる。独自に編み出してそうだけど、意思疎通がしたいな。例え仲間はずれにされても、まあしょうがない。多分全く別の生き物だろうから。 不老不死、と言っても死に近い体験はできる。五感があり、鈍くはなっているが痛覚も持ち合わせているため途中で意識が途切れてしまって身体がどうなるのか確認出来ないけれど。気づくと、五体満足に全く別の場所で起きるのだから、やっぱりこの身体の仕組みは何も分からない。 きっと文明がある頃は研究とかされていたんだろうけれど、そんな文献はまだ見つけられていない。 死ぬことは諦めた。 ならばやはり、今日が最高の日になればいい。

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