タグ： トナリノ

　――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 　伝説のミス神高、宮村奏。その場にいるだけで自然と人目を集めてしまう容姿と人当たりのいい性格で、みんなに愛され三年連続ミスコン首位独走の伝説を作ったその人は、陰キャの僕から見ればいわゆる”別世界の住人”で。キラキラしていて華やかで、彼女が笑っているだけでなんだかどこかが満たされるような、不思議なオーラをまとうひとだった。クラス替えも席替えも運に見放されて、お近づきになることもなく高校時代は過ぎてしまったけれど。 　―――でもまさか。まさか本当に文字通り彼女が《別世界の住人》だったなんて夢にも思っていなくて。 　卒業から数年。話したことなんかほんの数回、それも事務連絡程度だったのにもかかわらず僕のことを覚えてくれていた彼女に街中で声をかけられ、その流れでお茶でも、とカフェに入った午後3時。そこで僕は、思いがけず彼女の秘密を知ることになる。 　　今秋大注目の新連載　『隣の彼女はシュブ＝ニグラス』　著/ニャルラトポプテピピック　 　　20××年　10月初旬　　JASIN BOOKS、コミックグラーキにて連載開始！ 　――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 変なノリでよくあるラノベみたいなあらすじを考えてしまいましたが周囲から見た奏の評価は上記のとおりです。 奏自身は無意識というか無自覚というか「なんかやたらみんな話しかけてくるなあ」みたいな。 人間としての性格は来るもの拒まず去る者追わず。でもお願いとかできることは叶えてあげるし自分から攻撃とかはしない。反撃は全力でする。 みんなが愛してくれる分だけみんなを愛す、そんな人をイメージしている。元神様なので基本的に受け身。 高嶺の花というより造花、みたいな。お人形的な美貌なので告白自体はあんまりされない。偶像崇拝みがある。 「千の仔孕みし森の黒山羊」っていうシュブ様を拡大解釈してキャラ付けしたのでなんだかすごいことになっちまいました。 瞳の色については、対人間用には「父がアメリカ人だから」ということになっています。父（ラブクラフト）だから嘘は言ってない。 女性にしては身長高めなのもそれで納得してもらえる。ハーフ設定便利～～～！！！ 職業はるるぶの俳優を参考にポイント割り振りました。 街歩いてたら勧誘されて流れるままにモデル業へ。いろんな服着るの楽しい。 人間界すごい楽しいけどそろそろ帰らないと怒られる気がする。主にヨグ様（夫）とかハスター様（夫）とか。 でもこっち（人間界）の友人たちとまだ遊んでいたい。楽しいことしたい。 とりあえず帰る方法だけは探しておけば怒られても「これから帰ろうとしてた」って言い訳が通る気がする。月に帰る前のかぐや姫ってこんな気持ちかしら。 ……みたいな思考回路でゆるっと帰り道探してます。 　Q，まいごのまいごのシュブニグラス、あなたのおうちはどこですか？　A，宇宙

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ