タグ： ひややっこ🌹 オリジナル 秘匿

HO1：電話番 ◎公開HO 簡単な電話番のアルバイトをしていた。金が欲しい人向け。 自殺サイトを通じて心中を持ちかけたのはHO1である。推奨正気度70%以上。 ◎秘匿HO 概要：HO1はイス人のエージェント（代理人）として仕事をしている人間である。 しかしPCはそのことを知らない。PLは把握したうえでセッションに臨むこと。 詳細： HO1は電話番として雇われていたが、最近新しい仕事を言いつけられた。 HO1は［クライン生命保険相互会社］という会社のダミーオフィスで電話番として雇われている。 この勤務は本業として勤めていても副業でもどちらでもよい。何時間働いているかは任意。 そんなある日、上司から別の仕事を言いつけられた。 その仕事とは、「指定した人間（HO2）と、指定した自殺サイトでコンタクトをとり、心中自殺を行うこと」だった。 「もちろん自殺が完了する必要はなく、適当なところで救助に向かう」と言われている。 報酬が破格だったため、寒風吹きすさぶ中ではあるが、HO1はこの仕事を請けることにした。 また、HO1は以下のように言われている。 「この仕事が成功すれば、君にはもっと大きな仕事を頼むことになるかもしれない」 その言葉はHO1にとって魅力的なものだった。 実はこの会社はイス人の地球での生活の支援を行っているのだが、そのことをHO1は知るよしもない。 （※この会社の詳細はクトゥルフカルト・ナウに記載されている。参照してもしなくてもよい。） ◎関連NPC ・網代 理（あじろ ことわり）年齢や性別等はKPと話し合って適宜決めて良い HO1の直属の上司。HO1のことは男女問わず「［HO1］くん」と呼ぶ。 格闘技の心得があるらしく、筋骨隆々としている。また、記憶力が異常に良く、細かいことをよく覚えている。 HO1は連絡先を知っているので、なにか質問がある場合この人物に連絡を取っても良いだろう。 ────────────────── 本来、生まれる筈のなかった少女。 父母が高校生二年の時に作ってしまった子供、元々素行がいい方ではなかったため、今度こそ勘当されると思った2人は、様々な堕ろす方法を考えたが、そのうちに結局腹は大きくなり、産み落とすしかなくなってしまった。互いの両親と2人の相談の末、2人に最低限の資金を送る代わりに家から追い出し、アパートへと住まわせた。 若いうちに社会の荒波に飲まれ、母は育児ノイローゼに、父は中卒で漸く務められたかと思えば、ブラック企業で心を病んでしまった。 それでもなんとか支援などを受け、2年凌ぐ事が出来た。だが、その頃に父親が上司と浮気をし、それに気づいた母も別の男と不倫、2人は帰ってくる事がなく、定期的に大量の食事だけが置かれ、栄養失調になることこそ無かったが、寂しい思いをしてきた。 小学校に上がると、買い替えられない、洗濯だけはしている毎日同じ服と、彼女自身の寂しさを紛らわせるための空気の読めない明るさが、周囲の反感を買うようになってしまい、いじめが始まった。 蹴る、殴るは勿論、盗む、落書きも日常茶飯事で、大抵のクラスメイトには無視をされていた。 自分の対応だけ可笑しい、苦しい、と考え始めた頃から、クラスメイト全員を殺す妄想をしていた。特にいじめの主犯である、Tくんという男子は、家族ごと消えてなくなってしまえばいい、と思っていた。 学校に行かなければ、呼び出された父母がヒステリックに怒るし、毎日、毎日欠かさずに行った。 そんな日々の中、運命の人に出会った。小学校3年生の時だった。 隣に引っ越してきた、大学生のお兄さん。 ボロボロの姿で学校に行くのを引き止めて、真摯に話を聞いてくれた。 余計なことをすると、父母に怒られてしまうから、お兄さんに出来ることは何も無かったけど、それだけでとても嬉しかった。 毎日、毎日学校の終わりにお兄さんに会うようになった。 お兄さんは手作りの料理を作ってくれるし、眠れない時は一緒に寝てくれた。 それだけで良かった。 ある時、Tくんが痣を作って学校に来た。喧嘩した、って言ってたけど。違うと思った。あれは大人の人に殴られたのだ。Tくんはたまに、歩きづらそうにしていたり、苦しそうにしてるときもあった。 なんだ、愛されてないんだと思った。 その時凄く嬉しくなって、Tくんにそれを指摘した。 目の前が真っ暗になった。椅子で頭を叩かれたのだ。 次に保健室で目覚めた時、体から痛みの全てが消えていた。 やったーーーー！！！ これで殴られても蹴られても痛くないね！ いいことがあったから、帰ったら真っ先にお兄さんに報告しようと、自分のマンションへと帰った時、そこで待っていたのは母親だった。 彼女は問題を起こすなと、連絡が来たぞと、廊下で激しく怒鳴っていた。 心がからっぽになる、いや、いつもこういうときは心をからっぽにする。 そうしていたら、お兄さんの怒鳴り声が聞こえた。お兄さんが大声を出したところは聞いたことがないからびっくりした。 お兄さんは、狼狽える母親の頬を叩いて、さらに怒鳴りつけた、母親は怯えたように、部屋の中へ逃げていった。 やったーーーー！！ 口うるさくてチクチクするのがいなくなった、お兄さんのお陰だ。思わずお兄さんに飛びついて、何度も大好きだといった。 お兄さんは苦しそうに自分を抱き締めた。 お兄さんに誘われて、部屋の中に入った。沢山話をした、悪いことがいっぱい、でもいい事も少し。痛みが無くなったことをお兄さんに教えた。お兄さんはずっとずっと笑っていた、そして真っ直ぐ自分を見て言った。 ｢逃げよう、全て俺が責任を取るよ。｣ 次の日、Tくんが死んだ。首を吊って自殺したらしい。 でも直ぐに分かった、お兄さんが殺してくれたのだ。 2人で、何かを悟られる前に遠くに遠くに逃げた。素性も何もかも隠して生きていくことに決めた。 駅のニュースでは、とあるマンションで成人済みの男女が死んでいることが流れていた。 ────────────────── 愛羅は8歳の時、19歳の男に拾われ、今も貧しいながらも幸せな生活を送っている。学校にも不自由なく通い、高校生に入るなりアルバイトを始めた。何事も容量が悪いので、早めのうちに経験を積んでおこうという魂胆だ。なかなか上手く行かない中、電話番という知力よりも精神力を使う天職へ当たる。日々対応に追われるも、色んな人々と話せるのが楽しいため、苦労に思ったことは無い。 お金があると、お兄さんと一緒に色んなところに遊びに行けるので、沢山の報酬を貰えるなら、心中もやぶさかではなかったが、死ぬつもりは毛頭ない、お兄さんとの幸せな生活を諦めるつもりは無い。だが、嘘をつくのが下手なので、網代という上司に何度もシミュレーションをして、なんとか心中にこきつける事が出来た。 自殺サイトでの表向きの設定は、虐待から守ってくれたお兄ちゃんと逃げてきたが、忙しく貧しい生活にどんどん精神をすり減らしていき、暴力を振りかけては涙を零して崩れ落ちるのを見ていられないから、としている。 実際のお兄さんはトリガーハッピーの殺人鬼であるが、愛羅は自分を害した相手を殺すのは悪いことと思っておらず、自分が人を殺さないのは、ただ単に力が足りないからである。ただ、周囲から暴力をふるわれることによりお兄さんを心配させるのは嫌なので、回避力が高い。人の噂話や悪口にも鋭く、何よりも電話番という立場上、滑舌が悪い相手でも聞き取らなければ行けないので聞き耳が高い。値切りに関しては察して欲しい。 ちなみに海は嫌い、山が好き。 ────────────────── また、頭に酷い打撃を受けた過去から後天性の無痛症である。 ────────────────── 【不定の狂気】3ヶ月 数字を数えなければいけないという強迫観念。

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