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▶セッション済みシナリオ 「アポカリプスの救済」、「ONE SHOT!」、「ゆけむりのなかにいる」 -----------------------*＊ 「それってとってもいいアイデアね。じゃあ善は急げ！でしょ？」 「イエス、ボス。もう“お化粧”しちゃおうと思うんだけど、他に連絡事項はある？」 「――大丈夫、ティーンはとっくに卒業してるわ……合法よ、おじさま」 ▶人物 「J.D.（John Doe/ジョン・ドゥ）」と呼ばれる組織の一員。 表向きは主人であるメアに仕える使用人（ハウスメイド）だが、裏の顔は潜入を得意とするスパイ。 己の変装技術と相手の心理を読む術によって、どこにでも溶け込み、組織へ情報を持ち帰ることが役目であると自負している。 一人称は｢私｣、二人称は｢名前＋さん｣。“親密”であれば愛称で呼ぶこともある。 J.D.のメンバーは大抵通り名やファーストネームを呼び捨て。 長いオリーブブロンドの髪と碧い瞳を持ち、小柄な体躯と愛嬌のある笑顔によって実年齢よりもさらに若く、十代のようにも見える。 男性女性問わず、屈託なくにこやかに接する姿がデフォルト。口調は明るく親しみ深い。 しかしながら倫理観は、裏社会に生きる人間のそれ。あまり他人には期待しておらず、内心では「まあ、そんなものよね」と乾いた諦念を常に抱いている。 だからこそ素直な人間や嘘がつけない人間、見返りなく自分を大切にしてくれる人間には心からの笑顔と感謝を述べる。 人の微表情（内心で押さえ込んでいる「真の感情」がフラッシュのように一瞬表層化するときの特徴的な表情）を読み取る力に長けており、心理を掌握することで相手に取り入り、「一番気持ちいい」関係に滑り込む。 また、スパイとして潜入する際、その場で使えるものは何でも使うが、自身の身体が最も利用価値のある「道具」。誘惑から応戦まで、可能な限り身一つでこなすことを信条とする。 「だって、ホテルのベッドにはナイフもピストルも持ち込めないもの」 変装が得意で、屋敷で宛がわれている自室は服飾品やウィッグ、化粧品などが溢れそうになっている。浪費家のつもりはないのに、必要経費が嵩んで困るわ、とは本人の言。 小柄かつ身のこなしが軽いが、外見以上に体力がある。キックボクシングとかHO創世は教えてくれないかしらと思っている。 誕生日は3月12日、B型。（ダイス決定） ▶生い立ち オーストリア出身。ドイツ、スイスとの国境付近にある小さな村で生まれる。 両親を5歳の頃に流行り病で亡くし、それ以降親族をたらい回しにされていた。 常に自身を取り巻く環境が変わってきたことから、“いかに自分の居場所をそこに作り出すか”という命題とともに生きる。 相手の考えを読み、先回りし、不快感を抱かせないように振る舞う。その上で、自分を気にかけて貰えるような愛嬌を振りまく。ミリアムの処世術は、「人はたやすく嘘をつく」、「気持ちのいいことには抗えない」という２点を根幹としている。 最低限の義務教育を終えた後は、親類の家を出て自由に生きることを選ぶ。 何の後ろ楯もない自分だからこそ、居場所はどこにでも作れる。表社会にも、裏社会にも。人はどうせ、色々な建前で嘘をつくから、だったら道理の通らない我欲まみれの世界の方が、ずっと素直で判りやすい。 そうして裏社会を渡り歩き、流れついたのがメアの屋敷だった。 自身の能力を買ってくれているメアには「大好き！」と言って憚らない。 仲間に対してもよく「好き」と公言するが、それがデフォルトなのでたぶん周囲には流されている。 ▶好きなもの チーズや魚料理を好む。ケーゼシュペッツレ（Kässpätzel：小麦粉、卵、ミルクを混ぜて小さく丸めたパスタに、たっぷりのチーズとタマネギをかけたもの）は得意料理。 アップフェルシュトゥルーデル（Apfelstrudel）と呼ばれるりんごパイもたまに焼く。 いかにもな反抗期を迎えているミラにはちくっと皮肉を溢しながらも、それなりにおやつを作るなど、ハウスメイドらしいことはしている模様。 ▶クトゥルフ神話2015特徴表 2-5「鋭い洞察力」：優れた感覚の持ち主であるため、目星に+30%。 6-3「鋼の筋力」：ダメージ・ボーナスが1段階向上する（例：「-1D4」なら「+0」に。「+0」なら「+1D4」に）。 ※ミリアムの場合0→1D4。本キャラシ上は入力不可のため未反映。 --------------以下秘匿情報有---------------- ▶秘匿情報（HO来臨） 幼い頃、メアとよく似た少年と出会っている。少年からは、自身のミドルネームである「ハイン（hain）」を逆に並べた「ニア（niah）」というあだ名で呼ばれていた。 森でしか会えない、名前も知らない不思議な男の子。彼と過ごした記憶は、純粋に子どもでいられた時期を象徴するあたたかいもので、ミリアムにとっては「懐かしい思い出」の最たるものだった。 その後、今から数えて三年前。 命の危機を救われる形になったメアに、あのときの少年の面影を感じるが、本人からやんわりと否定される。正直ちょこっとショックだった。 「大好き！」と懐いているのは、命の恩人だからという気持ちだけでなく、ほんの少し諦めきれない気持ちがあるからかもしれない。 一年前、ノアからメアへの疑念を聞かされたときも、「それくらいミステリアスじゃなきゃ裏社会を張れやしないわ」と思っていた。しかし、自分の力を駆使してなお、メアの素性を探り出せずに空振ったことは、若干の引っ掛かりを残している。 行方を眩ましたまま、秘密裏に手紙を寄越すノアについては疑念を抱いている。それは自身の記憶にあるノアとの乖離によるものであり、内心では、“ノアは敵対組織によって何らかの形で無力化されており、手紙は組織内部に決定的な不和をもたらすために送られている”と考えている。 手紙の向こうの「ノアを名乗る何者か」の尻尾を確実に掴めるまで泳がすつもりであったが、回数を重ねるにつれ、「自分以外にも、こんな手紙を送りつけられている者がいやしないか」という懸念が膨らんでいる。 ホテルのパスコードを送られて以降、これをメアに伝えるべきか迷っている。 メアから明確に離反するつもりはないが、メアが自分たちに何を隠しているのか、それが唯一気にかかっている。 Miriam hain Schultze ミリアム：「苦さの海」「反逆的」「子供を願う」「エジプト語の女性名（mry・mr、愛）から」など諸説ある。 ハイン：木立、小さな森、聖域としての森 シュルツェ：シュルツ、シュルツェは一般的なファミリーネーム。 ※「キェルツェの螺旋/the cabs」から響きだけ拝借しました。 【公開HO】『HO 来臨』 あなたはスパイだ。コンピューターからは入手できない情報を潜入やハニートラップで手に入れてくる。変装、交渉系技能、心理学に合計で+100 のボーナスを振り分けられる。 犯罪組織所属スパイ職業技能 (職業ポイント EDU×10 + APP×10 またはEDU×20) 目星、追跡、隠れるまたは隠す、変装、鍵開け、任意の交渉技能ひとつ、芸術(誘惑)または任意の交渉技能さらにひとつ、任意の戦闘技能ひとつ AF『終わりの場所』 いつからか聞こえるようになった誰かの声。誰もいないはずなのに「ニア」という声が聞こえる気がする。あなたはセッション開始前にPOW×2の判定を行い、成功すればそのセッションで最初のSAN値チェックを判定無しで成功にすることが出来る。 このAFはその声に対して「お前は親友じゃない」などの否定的な言葉を投げかけると消滅する。 忘れないで、あなたに親友がいる事を。

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