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人里とその周辺を行動範囲とする悪魔。装飾の付いた羊の角と翼、尻尾と如何にもなという外見に、黒を基調とする非常に露出度の高い服装（というかもはや下着）をしている。かなりのわがままボディの持ち主という事もあり、目のやり場に困る。おちゃらけた性格。悪魔故に人をいじるのが好きであり、その人の反応を見て楽しんでいる。所々言動がいやらしい。 人里で「欲望の虜」という酒場を経営しており、生活の主な収入源。人里では珍しい正統派のカクテルバーで、他の酒場に負けず劣らず繁盛している。が、彼女の正体が正体なだけに、客層が妖怪を初めとした人外が占めており、人間の客は殆どいない。 店を閉じている昼間や定休日では、惰眠を貪るか、己の気の向くままに人里中を歩き回っている。代表的な行き先は鈴奈庵等。人里を出歩く時は角等は魔法で隠しているが、真昼間から派手な柄の着物を際どい所まで着崩した遊女スタイルで出歩く為、結局かなり目立つ。恐らく、彼女なりの正体の隠し方なのだろうが、それでも人の視線を集める点はあまり変わらない。どう足掻いても痴女。尚、この姿で出歩く際は「沙良」という偽名を名乗っている。人里の人間で「ルクス＝沙良」という事を知る者はいない。 店とは別に彼女の自宅は、魔法の森の中にある。結構な規模の大きさの館だが、結界と幻覚魔法により巧妙に隠されている。 幻想郷の外から来た外来人である。そして、かのソロモン72柱の序列32番目の悪魔「アスモデウス」その人。女王様もやっていた時期もあった。 紀元前、彼女はある資産家の少女の事に憑り付き、少女が結婚させられる度に相手を初夜でキリングさせ続けていた。しかし、その事が人間に味方した天使により暴かれてしまい、捕まってエジプト奥地で幽閉されてしまう。（トビト記の記述より）「沙羅」という偽名は、その少女の名を漢字で当てたもの。 時は流れ西暦1900年代、封印が弱くなった所で強引に封印を突破。天使や退魔師から逃げつつ放浪、日本にある幻想郷に流れ着き、今の生活に落ち着いた。3000年もの封印により力が衰え、一時期下位悪魔ともいい勝負だったが、幻想郷での生活の裏で力を蓄え続け、幾何かマシになった。 魔法の扱いに長けており、現状でも質の高い魔法を放つことが出来るが、それでも全盛期には程遠い。また、ゴエディアの記述にあるように、天文学や幾何学にも造詣が深い。 ソロモン王との出来事から魚の内蔵に対しトラウマを持っている。上記の事件で封印させられる要因の一つでもある。その為か、人里の魚屋には近寄りたがらず、経営する酒場でも魚料理を出さない。 交流関係 二ツ岩マミゾウ:常連。お互い首領やっていただけあって、何かと気が合った。昼間も鈴奈庵でばったり会う事も。鈴奈庵に来る度、小鈴にアプローチに明け暮れるルクスに対してツッコミを入れるまでがいつもの流れ。彼女が不在の場合だとそれが霊夢や魔理沙になる。 　本居小鈴　　:個人的に可愛がりたい人。いつも鈴奈庵に来るときは例の遊女スタイルで現れる為、小鈴自身は沙羅の姿しか知らない。小鈴から見て、無断延期せずにちゃんと本を貸し借りするが、来るたびに熱烈に口説いてくるおかしな人という印象を持たれている。 　　　 　霧雨魔理沙　:常連その2。ルクスがかつて名前の通った大悪魔という事を知っているが、アスモデウスその人である事は知らない。ルクスが、異変時に「魔理沙脱シーフ計画」なるものを宣言。これにより、今後図書館での借りパクが減ると思われる。本人は凄い不満げだが。 パチュリー・ノーレッジ:異変解決に助力。超長寿なルクスも彼女を最高峰の魔女と評価している。 　　寅丸星　　:異変時に店を開けた際に留守番してもらったので、恩義を感じている。…ところで戒律的にこの店に来ても大丈夫なのだろうか?

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