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最近話題の新人作家。ペンネームは”ネモフィラ”。 オカルトや怪異の話が元々好きで、多くの人達から聞いた話を創作を織り交ぜて作ったところ、その作品が大評判となった。 新人賞を既に幾つか取っている。彼女の代表作は「蒼い花と紅の刀」「氷雨に謳う梟」「降るは時雨、白蘭を濡らし」。 彼女にキーボード、または紙と硝子ペンを持たせればありとあらゆる奇々怪々な事件、そして”神話”と呼ばれるようなもの達の物語を刻んでいくだろう。 …いつかどこかで本当にあった、そんなような話を。 彼女のその指が紡ぎ綴る怪奇話譚は人々の背筋を氷点下に凍らせ、時に踊り散る薔薇の様に強く心を震わせる…ともっぱらの噂。 幾多の笑劇や悲劇を言葉の雨に変え 雨はやがて深い蒼の海となり、白浜へとさざ波を立てて歌声を上げる。 新しくまだ白い紙は、これからどんな文字を連ねていくのだろうか。 —————————————————————————————————————————— Hello！私はネモフィラ。”あなた”はどんな不思議な物語を見てきたのかしら？ 暗黒の中で南十字架を繋ぐ星？目を覆う程の花々の海？白銀の吹雪に眠る洋館？ 是非とも今度のお話、私自身の目で見届けたいの。色々なお話をこの目で見て、聞きたい。 ——今宵もまた、神々の呼び声を聞いた者達の新たな物語の幕を開きましょう。 ——————————————————————————————————————————

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