タグ： 羊KPC 純愛、故に

老舗の貿易商一族の出身。日仏ハーフで、母は貴族の血を引いている貴婦人。ノエル自身もノブレス・オブリージュの精神を教え込まれており、自分の持っているものを人に分け与えることを躊躇しない。親切な青年だが、騙されやすいところがある。 今でこそ健常者と変わらないが、幼少期は体が弱く、喘息気味で寝込みがちだった。そのため完全なインドア派で、本や音楽によって部屋に居ながら広い世界を感じることが好きだった。残念ながら音楽的な才能には恵まれなかったが、空想を文字に落とし込む技術や文学的な表現をする才能には恵まれており、現在は家業は兄に任せ、小説家として一人暮らしをしている。 心優しいが、正直言って気弱の部類。女性を尊重する姿勢が行き過ぎているのか非常に奥手でもあり、親しい相手を除いて話をするのも苦手。押しに弱く自己主張も弱いのだが、これと決めた一つのことをやり遂げるだけの根性はある。しかし、それ以外は色々弱い。 恋人である音無千草とは、スーパーのタイムセールで出会った。どうにか奇跡的にお得な卵1パックを確保することが出来たが、主婦の群れに敗北していた彼女を見つける。ノブレス・オブリージュ精神で自分の卵を渡そうとしたところ、バッサリと断られてしまった。元々近所に年下(未成年)の女の子が越してきたと聞き、自分が異性を少し苦手にしているので逆に意識してしまっていたことと、普通に真っ当な心配の気持ちがあって気にしてはいたものの、ファーストコンタクトは不審者を退ける被害者だった。 その後はご近所さんということで道ですれ違うなどした際に会釈(ぎこちない)をする程度の仲だったが、ある時ふと彼女を夕方にしか見かけないこと、そしてそもそも見かける頻度が異常に低いことに気付く。悩みに悩んで会釈のみの接触を十数回繰り返した辺りで生活リズムなどを思い切って聞くと、恐ろしく不健康な生活を送っていることを知り、卒倒。以来「この子にきちんとした生活を送ってもらわなければ」という謎の使命感を発揮し、ぎこちなく、しかし本格的な交流を始める。 一緒に過ごす内に、彼女が昔の自分と同じように体が弱いこと、元気を分けてもらえるような音楽をたくさん作っていること、祖父母を大切にしていることなど、たくさんのことを知る。そうして徐々に一緒に居て楽しい気持ちになれること、笑顔が可愛いことなどに気が付き、気付けば好きになっていた。隣で一緒に笑えたらいいなと思うようになっていた。 が、それに気付いてから彼女に告白しようとして死ぬほどもだつき、「言うぞ……言うぞ……言う……ｱｯやっぱ無理急に友人くらいにしか思ってない成人男性に告白されたら絶対怖がられるし気持ち悪がられる……」と悩みまくってたたらを踏むこと20回を超えた辺りで、憎からず思ってくれていた千種の側から自宅の合鍵を渡されて言外に好意を抱いていることを示され、そこでようやく21回目にはたたらを踏まず告白、無事(？)に交際に漕ぎ着けた。今では双方の両親・祖父母公認の仲(プラトニック)である。 特徴表 27【珍しい技能】 探索者はINT×5％の、日常生活には役立たないが特定の人を感心させるような技能を1つ、キーパーと相談した上で持つことが出来る。 ↓ 幼少期より本を読み耽っていた影響か、国語や英語が得意科目で、文学的な表現に長けている。その特技を活かす形で作家になった。 43【異性が苦手(D)】※デメリットボーナス1d6×10=30pt どうしても異性と上手く話が出来ない。異性に対する【言いくるめ】【説得】【信用】にそれぞれ-10％。 ↓ 女性に対して非常に奥手。親族と恋人以外の女性とは目を合わせて会話もできない。コンビニのレジに女性店員しかいない時は絶望してすごすごと店を出てしまう。主婦でごった返すタイムセールも結構辛いが、負けると生活に影響が多少出るので必死に挑戦している。 技能についての備考 【図書館】85→作家として「読む」という技術は必須。 【目星】80→取材の対象をよく見る能力に長けている。 【聞き耳】80→意外と鼻がよく、聞き香水なども出来たりする。 【オカルト】80→伝奇小説家として色々なオカルト事象に詳しい。ただし、本人は割と怖がりである。矛盾。 【芸術(文学表現)】80→特徴表【珍しい技能】により習得。作家としてのスキルであり、作家になる前からの特技。 【他の言語(フランス語)】80→母の母国の言語。貿易関係の家業であることもあって、フランス語は得意。 イメソン やどりぎ(E ve) 通過シナリオ ・純愛、故に(KPC) ・あなたは『部屋』に居る(KPレス) 以下通過シナリオ等ネタバレの設定 純愛、故に　自主的秘匿プロフィール 羊ヶ峰ノエルのノブレス・オブリージュ精神は、本来の「身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務がある」というものを逸脱し、自己犠牲精神の域に入っているのだが、それも少し行き過ぎた部分がある。彼は確かに裕福な家の出であり、その身には異国の貴族の血が流れているが、それはこの日本の地においては権力などを約束するものではない。故にいくら母にその精神性を教え込まれていたとしても、彼には本来、周囲に尽くす理由は無いに等しい。 しかし、ノエルは幼少から何でも人に分け与えた。元々気が弱く心優しい少年であったため、他人の要求を大抵受け入れてしまう部分があった。また、その異国の地を強く感じさせる風貌、且つ病弱で友達が少ない環境であったこともあっていじめを受けていたが、それさえも「彼らは誰かをいじめたいんだ。いじめないときっとちゃんとできないんだ。なら、他の誰かがそうなるより、僕が我慢していればいい」として受け入れていた程。それが奉仕を通り越して損害となっても、それが結果的に誰かのためであれば、思う所はあれど忌避感無く受け入れてしまう。 千種に対してあれこれと不審気味ながら尽くすのも、彼女を愛しているからという気持ちは確かにあるが、根底的にはこのノブレス・オブリージュ精神からである。自分が出来ることは、持っている物は、何でも無差別的に周囲に分け与える。未成年で、女の子で、体が弱い彼女は、ノエルの自己犠牲的奉仕精神を無意識に煽っているところがある。 シナリオの起点となった自殺も、彼のノブレス・オブリージュ精神によって決行された。彼女の振り袖姿も、ウエディングドレス姿も心の底から見たいと思っていたし、傍で同じ時間を過ごせないことは本当に悲しいし苦しいが、それでも、彼女やたくさんの人々を守るために魂を磨り潰すことを、最終的にノエルは良しとした。愛する恋人がこの先も生きていけるようにすることが、彼の人生最大のノブレス・オブリージュ精神だった。 あなたは『部屋』に居る：到達ED　PC生還 ・都市伝説として語られていたニャルラトホテプの化身・宿主(ホスト)に「不合格」判定を下され、どうにか無事に帰還することが出来た。 ・伝奇小説家としてオカルトにはそれなりの知識があるが、やはりホラーは苦手なため、終始酷く恐ろしい目に遭った。しかし、当初「この幽霊は助けを求めているのでは？」と勘違いした際にもしっかりノブレス・オブリージュ精神が発揮された辺り、自業自得気味の部分が無くはない。 ・翌朝、恐ろしい悪夢のことを恋人に話したところ、当の恋人が徹夜をしていたことが発覚し、怖さが吹き飛んだ。寝て！？

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