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　人が火を使い、日を畏れた時代から存在する。 　太古から人と共にある存在で、人の世を照らす存在が火から電気に、人が空から見守る日の存在を忘れ去り、夜闇を照らしたことによって人々から忘れられて行き、徐々にその力を退化させていった。 　日常に浸透した物に人は感謝を忘れ易い物だ。 本来の名前は 『天之雛護御神(アマノヒナモリノミカミ)』 天照大御神の分神の一柱で、日や火を司り、人々の成長を見守る神として誕生した。 　魏倭雛子と言う名前は、親魏倭王の没年である西暦248年から人界に姿を現す際の名前として用いり始めた。その名の由来は、死後も親魏倭王に見守って貰いたいと考えた人々が、見守る神である雛子と天に祀り上げられた親魏倭王が習合する事を願い、雛子がそれに答えたと言う出来事に起因する。 　それから千数百年経ち、世界の神秘が化学に否定され始め、世界全体の信仰が下火になった時代。 　力の低下を抑えるために、同一の性質を持つ西洋の家守の神と両者合意の上で習合をしたが、既に両者共に大した信仰力を持たなかった結果、現在の魏倭雛子に至る。 　本来他者を見守る事に特化した存在であり、その能力は『傍から見守る程度の能力』 　力が万全だった頃は見守っている存在の万病を癒し、遍く呪詛の類を打ち消す程強力であったが、今では僅かな温もりを与える程度に落ち込んだ。 　幻想入り後もある程度信仰心が捧げられ続けていたが、戦火と言う大規模な火災を鎮めることができなかった事で完全に人々からの信仰心は捧げられなくなり、それ以降はただ日常に浸透した物としての知名度からくる、雀の涙程の信仰心がささげられるようになった。 　その結果、人々から存在自体が忘れられ、祀る神社もいつしか参拝客どころか、管理する人間も居なくなった。 　その時を境に、雛子と言う存在が他者の記憶や痕跡も残らないが、文献やその他情報記憶媒体には影響が及ばず、一定以上の力を持つ存在や、強烈なインパクトを植え付けた存在の記憶からは消える事がない、または消えづらいという『後を濁さない程度の能力』を得る。 　例外的に、司る概念の括りが大きい為、同一視される神や、年齢的には圧倒的格上でも概念的には庇護下に入る神なども多く、神の間での知名度だけは高く、神仏には無条件で効果を及ぼさない。 　迷いの竹林の人目につかないような場所に幻想入りした古いボロ屋敷を修理して住んでおり、気が向かない限り屋敷周辺から動くことは無いが、時折人里を見て回ったり遠巻きに眺めたりしている。 　竹林に迷い込んだ人間は、運良く竹林の奥深くにある屋敷、または雛子本人に出会えれば人里まで案内してもらうことが出来る。 　柑橘類特有の温かみのある甘酸っぱさが好み、その他にも和洋問わず甘味に目が無い。 　お供え物の文化が出来始めた頃には既にほぼ忘れられており、神酒なども殆ど飲んだことがないため、酒に弱く、癖が悪い。 　酔った雛子は、弾幕密度が割増しになり、ショットの威力が数段高まり、ホーミングの制度が劣悪になる。 挨拶は毎回「初めまして」

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