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チャットカラーコード:B91E68 2015 霊媒師　参考 職業技能ポイント　EDU*10+POW*10 影が薄い 不思議ちゃん 興味ポイント60追加 「怪談マニア、じゃぁ格好がつかないだろ？だから、怪異蒐集家なのさ」 自称・怪異蒐集家を名乗る神出鬼没の男。和柄のパーカーに何処のか分からない学ラン、その上に羽織を纏った奇妙な出立ちをしている。いつでもどこでも、胡散臭い噺のそばにはかならず、いつも彼の影がある。 謎多き人物として非常に有名な男であり、周辺地域にもその容貌と噂は轟いている。学ランから何処ぞの学生だと噂されているが、どう考えても2世代以上前から学生と認知されている。それだけでなく、彼の逸話は数知れない。 曰く、彼はこの世のありとあらゆる怪異を識り尽くしていて代償を払えばその知恵を教えてくれる、だの。曰く、夜な夜な怪異を打ち祓う史上最後の陰陽師、だの。曰く、既に亡くなっていて学校に根付いてしまった地縛霊、だの。曰く、彼こそがこの世の怪異の根源で真実に辿り着いたモノを喰らって生きている、だの。曰く、エンマだのテンシだのカミだのアクマだの。様々にまことしやかに囁かれている。 果たして、その魑魅魍魎の正体は。ただの人間なのである。確かに人よりは怪異やオカルトに対する好奇心は強く、それ故に造詣も深い。奇行と言って差し支えない言動も少なくない。高校生を一般よりも長くやっていたことさえ事実だ。夜歩きでたびたび、近隣住民を怖がらせることも間違っていない。それでも、しかし、彼は人だ。人間だ。普通の卒業生なのだ。 種を明かすのならば、全ては彼の体質に起因している。それらの奇異怪々たる噂は、彼の明晰すぎるほどの頭脳と、相反して虚弱な身体のアンバランスさがもたらしたものなのだ。幼い頃から身体を病んでは、短くない休息、療養を必要としていた彼は、心身が成長してもなお、根本的な体力の向上はあまり見込めず、たびたび学校を休むか、来ても療養を強いられる生活であった。 これが一つ。彼が永遠に高校生だと噂される理由である。 また、彼の怪異好きも、この虚弱な体質に起因している。彼の肉体は他人よりも死に近い。だから、他人には感じ得ないような境界の向こう側の存在に鋭敏なのである。鋭敏に感じ取れるからこそ、彼はその魅力に取り憑かれたと言っても過言ではあるまい。幸い、保健室登校には時間がある。授業を受け続けるほどの体力はなくとも、好奇心を満たすための徘徊くらいはできるのだ。 また、夜歩きも同じく、この体の弱さが原因だ。朝よりも刺激の少ない夜が、単純に彼にとって居心地がいいのだ。 ネタが上がって仕舞えば、なんてことはない。 彼はどこにでもいる、好奇心旺盛な、病弱な青年なのだ。 というのも、数年前。現在は、学生時代の伝手でふらりふらりと旅をしながら怪異を蒐集しているプロの怪異蒐集家だ。 些細な珍事を解決することで現在は生計を立てているようだ。

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