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　テュフォンの獣とツァトゥグアの無形の落とし子が、何らかの要因で混ざり合って生まれたもの。（参照：MMp76、p81-82） 　不定形であり性別もない。大抵の生物の姿を模倣できる。一部分を模倣する事も可能。 　普段は四つ足の獣のような姿を取っている。人間は不定形な自分の姿を見ると逃げ出してしまう。ので、会話を試みる場合は人間の姿を模倣する。模倣にはある程度の集中力が必要であり、混ざり合った獣の特徴が身体に現れてしまう事が多い。とっても集中すれば完全な模倣も可能。 ◇不定形(無形の落とし子寄り)の姿を見て失う正気度ポイント：1/1D10 ◇獣(テュフォンの獣寄り)の姿を見て失う正気度ポイント：0/1D6 ◇人間を模倣している場合の正気度喪失なし（けもみみ地雷の人は0/1） 　見飢山に棲み、生物を観察している。仲間を持たない彼/彼女は、群れをなす動物に興味を持っている。もちろん人間にも。時折、動物や人間の模倣をして遊んでいる。仲間はいないが、稀に他の神話生物と遭遇する事がある。敵意を向けられない限りわざわざ攻撃はしない。 　名前はない。その時々、呼ばれるままに過ごしている。 　直近で話をした人間に「瞳の色がピンクスピネルのようだから」とスピネルと呼ばれた。山の上の方へ行こうとして途中で怪我をして動けなくなっていたらしい。話をしながら、上の方まで背中に乗せてやった。なかなかおもしろかったので、下りる時も背中に乗せてやると言ってやった。だが断られた。必要ないらしい。ねぐらに帰る途中、上からその人間が降ってきた。ひとりでも下りられるから要らないと言われたのか。合点がいった。人間は真っ赤なぐしゃぐしゃになっていた。自分のように、姿を変えられる人間がいるのかと驚いた。また会ったな、と話しかけた。しかし返事はなかった。人間はぐしゃぐしゃから形を変えなかった。姿を変えられるのではなく、変わり果てた姿がそれだったらしい。もっと話したかった、と思った。 　その話を、近隣で神をしているという神話生物にした時に「嫁に迎えればいい」と言われた。嫁とは何かを聞いてみた。死が分かつまで添い遂げる存在だそうだ。なるほど。人間なら生殖活動をするといいらしい。なるほど。 　そんな感じで、人間の嫁を探している。性別はないので男とか女とかわからないが、自分は姿を変えられるので、嫁が望むならどんな姿にでもなってやるつもりでいる。（たぶん寂しいので話し相手が欲しいのだが、本人(人…？)に「寂しい」を自覚する情緒がない） 2022.04.12 愛飢ゑヲワル（END-A1・両生還）

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