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「取材、お疲れ様です。ホテルは手配しておきました。わたくしが運転しますので、移動の間に記事の執筆を進めていただければと」 「記事が書けたら見せて下さい。耀さんの記事の、最初の読者は常にわたくしです。当然ですよね？」 　フリージャーナリストの八雲 耀(やくも よう)と行動を共にする、バックパッカーの女性。行動を共にするといってもその実、勝手について回っているだけであり、頼まれてもないのに八雲の身の周りの世話をしたり、記事のアシスタントを担当していたりしている。『八雲耀の最初のファン』を自称して憚らず、事あるごとに他者(八雲本人を含む)に自慢している。 　お淑やかな雰囲気と落ちついた物言いのクールな女性であるが、一方で、危険なことほど首を突っ込まずにはいられない、根っからのスリルジャンキー。 　好きなものはホラーやオカルトの話題、車の運転と整備。特に車に関しては、ラリー(自動車競技の一種。サーキットではなく公道を走行する)の経験者であり、そのドライブテクニックは達人の域にある。 <来歴> 　企業の重役である父と、元ラリードライバーの母の間に生まれ、蝶よ花よと愛でられながら育つ。家庭環境はとても裕福で、幼い頃から親の薦めで塾や習い事に行っており、学校も私立の良いところに入れられた。おかげで高い教養は身についたものの、遊ぶ時間は殆ど与えられなかったため、自由な人生に対する欲求が燻り続けることとなる。 　親に言われるがまま私立大に入学したふゆのは、ある日、八雲の記事を目にする。活き活きとした筆致で綴られる異国の物語や、自分のやりたいことを見つけて親元を離れた八雲の出自に強く感化され、それから八雲の記事の熱心な読者となった。記事が更新されるとすぐさま読み、その度に感想を書いて八雲に送った。やがて、記事を読むだけでなく、直接八雲に会って共に世界を見てみたいという願望を抱く。大学を卒業後に家を飛び出し、八雲の元をアポ無しで訪れたふゆのは、八雲の活動当初からの熱烈なファンであること、車の運転や家事全般によって必ず八雲の力になること、そもそも親元を飛び出したため他に行く当てが無いことを捲し立てるように熱弁し、彼を根負けさせる形で強引に旅に同行したのであった。 　母親の影響で幼い頃から車に強い興味を持っており、免許取得前からこっそり母の車を運転させてもらっていた。ラリーの地方選手権にも何度か出場しており、好成績を残していたが、父親に「年頃の娘には危険すぎる」として止めさせられた。 <所持している魔導書> 『魔術の真理』(7版→p.228) <習得した呪文> ・ナイフに魔力を付与する コスト：1POW、１D４SAN 必要時間：１日 効果：＜空鬼の召喚＞や＜火鉢に魔力を付与する＞呪文の判定にプラスの判定を付与する…のが主な効果だが、今回はそれらの呪文は出てこないので実質的には効果はない。 魔力を込めた武器は、通常の武器が通用しない相手にもダメージを与えることができる、場合がある（エネミーの設定次第）。 ・治癒（ルルブ P.272） コスト：12MP、１SAN 必要時間：呪文をかけてから２D６ラウンド後 効果：対象の傷、病気、毒によるダメージが２D６回復する。死者を生き返らせることはできない。 ◆以下自分用メモ◆ ２，１５： 機械に強い：〈機械修理〉〈コンピューター〉〈電気修理〉に（２Ｄ３＋１）×５％（個別にロールする）。 ▼HO3（オカルトマニア、ディレッタントなど） 君はある日、何らかの導きでオカルト雑誌「NU（ヌー）」を手に取る。 その内容にただならぬ魅力を感じた君は、そのフットワークの軽さを生かし、イギリスへと飛ぶ。 カラーコード:#996B00

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