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「私はミサオ。ただのミサオ。よろしく頼むよ」 「山奥での暮らしが長くてね。多少の世間知らずには目を瞑ってほしい」 ・四季のある国の冬守国の領地にある山奥で暮らしていた楽士 ・旅に出るまで自分の暮らしていた屋敷から殆ど出たことがなく、世間知らずなところがある ・世間知らずではあるが無知ではなく、周りから一線身を引いた目線で物事を考える ◆本体の設定 ・識波　操(しきなみ　みさお) ・代々冬守に仕え、外敵から国を守ってきた歴史ある式神使いの一族・識波家の術士 ・一族の中でも優れた術の使い手であり、一度に複数の式神を操り国防に貢献している ・その高い精神力により、雪深い山奥に「結界の要」として幽閉されている ・旅をしているミサオは、形代という式神を使用して操本人が操っている仮の肉体であり、本人とはかけ離れた姿をしている ・実際の操は「身長152cmの小柄な式神使いの女性(マジックタイプ)」であり、「長身で健康的な楽士の男性(アタックタイプ)」であるミサオとは正反対である ・ミサオの体重が異様に軽いのは、本体の操の体重をそのまま参考にしてしまったせい（操曰く、遠隔操作術におけるコスト削減） ・形代の肉体の元は紙製のため、活動限界を迎える(死亡する)と小さな炎を上げて燃え尽きる。 「"この私"は仮初の肉体。本体はここから遥か遠く、屋敷から離れられずにいる」 「"この私"は、屋敷から離れられぬ私を哀れに思った家臣たちの働きかけによって、都市の守りを疎かにしないことを条件に、形代を使った"身代わり旅"に出られているのだよ」 「だから、知見を広めるための旅と言うのは建前さ。ただただ繰り返し続ける日々に嫌気が差して、少しだけでも気が紛れればと思って続けているだけ。だから本当の旅の目的など、私にはないのだよ」

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