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「こんにちは！何か困ったことはありますか？任せてください！私に出来ることがあれば、なんでも言ってくださいね！」 　O型。天真爛漫で明るい性格。社交的で人懐っこく、素直で人の言うことをよく聞く(都合の)いい子。率先して人助けを好む、信心深い性格。 経緯:出身は不明。正確な歳も分からない。幼い頃、「拾った」という赤ん坊の入った水盆を抱えて徘徊していたところを保護された。本人曰くそれ以前の記憶がないらしい。 　何も知らないが故に乾いたスポンジが如く教えや言いつけを吸収していく様を周りはたいそう可愛がった。彼女は幼子とは思えないほどの怪力の持ち主であり、不意に外で化け物と遭遇した時にも撃退することが出来る稀有な存在だったので、彼女は育ててもらう恩義として家族となった彼らの用心棒として武器を持ち立ちはだかることにした。当時アルカナにも目覚めていたが、それがなんなのか彼女には知る由もなかった。 「だめですよ！ここは私たちの国です、ご退去願えないのなら私たちも、私たちのためにあなたたちを排除しなければなりません。──神の名において！」 【HOXV：悪魔】 　1d10をロールし、その数だけ、対象に装甲貫通1d4ダメージを、1d5ターンの間継続付与。連続発動ができるが、同じ対象への重ねがけは不可。 　継続ダメージの値は毎ターンごとに自分の手番でロールする。 アルカナ:よく分からないんですけど、たくさんダメージを与えられるってことですか？わかりました！私、がんばります！ 本質:非常に仲間意識が強い性格。自分と仲間を害するものには容赦がない。怒りを力に変えるプリキュアみたいな女。 真実:捨て子であったのか、遺児であるのかすら分からない。なぜなら、教会跡地を拠点として暮らしていた信徒の面々に拾われるまでの記憶が一欠片たりともないからである。 　少し外に出ている間だった。 　いつものように食べ物を探しに外に出て、珍しくも野草を見つけ、これならきっとシスターたちも褒めてくれるだろうとるんるん鼻歌を歌いながら門をくぐった。「ただいま」と元気よく叫ぼうとして、そして。 　一面の血の海。 　遺体はなかった。おぞましい化け物が、絶えず口を動かしながらくちゃくちゃとしゃがみこんでいる。 　言葉を飲んで立ち尽くす。竦む足元に転がったのは赤ん坊の泣き声だった。この間拾われたばかりの子どもがまだ生きている。大きな音にぴくりと反応した化け物がそちらに視線を向けた時。 　目の前が、真っ赤に染まった。 　神様。天にまします我らの神よ。 　どうして私たちを助けてくれなかったのですか。 　私たちは何も悪いことはしません。兄も、姉も、妹も弟も、お母さんたちもお父さん方も、みなあなたを信じていました。あなたの救いがあると、御国への扉が開かれると、心から信じて待っていたのに。 　どうして。 　どうして。 　どうして。 　神様、わたしは、あなたが憎い。 　この世が地獄となるが如くに、天におわすあなたの御国もまた、同じく地獄に見舞われますように。 　あぁ、全てこの世に災いあれ。 　あぁ、全てこの世に災いあれ。

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