タグ： エンデビ天使

ウクソル・コーポレーションに勤める企業天使。所属班とトレードマークから「サリエル班の白衣の天使」とも呼ばれている。仕事はできるがやりがいを感じてはおらず、労働時間の短さもあって常に日々の潤いたる面白そうなことを探している。しかし、記憶が薄れることを自覚し受け入れているため、どんな出来事に対しても割とドライである。日々に虚無感を抱えながら彼は今日も面白い出会いを求めて仕事に行く。 天使の嗜みとしてエレキギターを演奏出来る。テンションが上がるとおもわず振り上げて壊してしまうのが最近の悩み。また、こんな人畜無害そうな面をしておきながら好みの音楽はデスメタルやヘヴィメタル、ハードロックで、暇に任せて練習したのでデスボイスが出せる。区外に行った時に現地の箱に行っているほか、たまに天開区のV系バンド「悪瞿堕撫Ⅱ(あみだぶつ)」のサポートギターとして呼ばれたりしている。悪鬼ネームは「サーモン財前机下」。この宗教のチグハグ感が彼ら的には堪らないらしい。 生前は研修医だった。母親の病を治した医者に憧れて医者の道を志し、医大卒業後研修医として働き始める。しかしそこで見たものは教科書にも論文にもない、救えない命の現実だった。誰かの人生を守りたい、誰かの命に役立ちたいの一心でやってきた彼は理想と現実の間で揺れていたのだ。記憶はないが、その時感じた虚無感や諦念は彼の中に未だに残っているようだ。

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