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李 呂仙（り るぅしぇん） 範露帝国(ばんろーていこく)貧民街地区出身の孤児。高度経済成長と共に時代に取り残されスラムより酷いゴミ溜めとなった場所で生きていくために奪い殺し虐げるだけの力を身に着け若干18歳でその地区の王者になる。そしてその後も弱肉強食は変わらず、遂には地区を治める領主の屋敷への襲撃を行う。見かねた国は鎮圧部隊を派遣するもこれを撃退、結果掃討部隊を2陣として派遣したがこれを半壊させる。 その戦闘力に目を付けた軍の最高司令官は呂仙を軍にスカウトをした。 その後第三次世界大戦前に起きていたあらゆる戦争に鉄砲玉として派遣されるが、悉く生還を果たした。 最初は陸軍の歩兵師団に組み込まれたが、後に空軍へ転属。驚くべき操縦技術を以て初陣から一個小隊を率いることに。 そして空軍転属から1年の個人撃墜数が4桁を数えたころ、特殊遊撃飛行隊隊長の任と共に中佐の階級に着いた。また、途轍もないキルスコアへの畏敬と畏怖を込めてD国の最高の技術者を招いて呂仙専用戦闘機『緋翼(フェイ・イー)』が造られる。コックピット内の計器やスイッチの配置から何から何まで呂仙のオーダーを叶えた特注機で、この機体が造られてから呂仙のスコアは更に飛躍的に伸びを見せた。真紅の機体と常に戦場を飛び回ることから『真紅の禿鷲(クリムゾンヴァルチャー)』の異名がついた。 そして来る第三次世界大戦、23の戦線を食い荒らし、総撃破スコアを5桁の大台に乗せた。そして爆撃で焼き払った敵兵、民間人の数は嘘か真か500万にも上ったという。 性格は大雑把かつ大胆。理屈より直感で部隊を運用するタイプ。「風向きを変える為の火種に火を点ける、燃え上がったら後は吹かせる風でどんどん炎をデカくしてやればいい」とは本人の言。実際の戦場でも命令無視の単独行動がよく見られたが戦いが進むにつれそれが会心の一手であったという事が多々あった。 好物は肉で嫌いなものは安酒。 範露帝国(ばんろーていこく) 旧中国を母体として拡大した帝国。第三次世界大戦終了時には東アジアから中央、西、南アジアまでを攻め滅ぼし国土を拡大した。 帝国主義国家であり、現在の皇帝『鮮血帝』が即位してから急激に成長を遂げている。無能な官僚貴族を粛清し生まれを問わず有能な人材を登用し国内の政治、交通、流通、軍事、食料等の問題を一気に解決した呂仙がスカウトされたのもこの辺りに理由がある。 政治形態は皇帝の下に統制府が置かれ、官僚による統治が行われている。 軍事活動においては軍の最高司令官『黒田 師明(くろだ しーみん)』が全権を担っており、シーロウン連邦の思惑を察しながらもそれに乗るのが一番都合が良かったため、貰えるのであれば貰っておこうと次々に攻め滅ぼした。

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