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名前:樒(しきみ)スミレ 名前は漢字で樒　純礼、と綴る。 職業ベース:刑事(基本ルールブックp48) 個人的な技能1つ:拳銃 2015特徴表 ①:33 飛ばし屋 空間把握能力に優れている。 あらゆる「操縦」技能の基本成功率は50%である ②:19 一族伝来の宝物 (※こちらは扱いが難しいと思うためフレーバー扱いで。たぶん実家に何かしらある由緒正しい家系…なのかと思われる) 金糸雀の欠伸　HO5 あなたは刑事だ。 優秀である貴方は、多才な能力があることから、ひときわ目立つ存在だろう。 その才をもって、あらゆる事件を解決する姿は多くの者を惹きつける。 優秀で、多才な能力を持った刑事。 目を引くような非常に整った外見と、落ち着いていて人当たりのよい性格。一見華やかで頼れる人物。 通過シナリオ： 「金糸雀の欠伸」生還 「Seekers」Neon　Monkey生還 …だが、その本質はとてつもなく精神不安定。 ドロドロに利己的で激情家、執念深く、恨み妬みを忘れない。 失敗する事や自分の脆くみにくい内面を他人に知られる事を、内心とても恐れている。臆病でどうしようもなく不安定。 自らの追い求めるべき「正義」の形をずっと探している。 名前の由来は、植物のシキミ、菫(スミレとトリカブト)。毒。 ※以下「金糸雀の欠伸」秘匿内容ネタバレ有設定※ ↓ ↓ 【HO5】 貴方には愛する者がいた。 だが、もうこの世にはいない。 貴方は数年前、家族を持つ女性（男性）と浮気し、間に子を成した。 妊娠したと同時に貴方の手を浮気相手は離し、その恨みから浮気相手の家に放火した。 誰の手でもない、貴方の手で行った報復。 しかし、明らかな証拠があるというのに、その事件が公になることはなく、事故として処理された。 貴方は自身に問うだろう、”この両手は本当に正義なのだろうか？” 他PLからHO5に対する【心理学】を行った場合、KP、もしくはPLに１d１００が発生し、５０以下の数値を出せば、心情を隠すことができる。 以下　秘匿に基づく設定 過去に、愛した女性とその夫をこの手で殺害している。 非常に裕福で由緒正しいエリート家系に生まれ、 兄がひとり、弟がひとり居る次男。 幼い頃から、周囲から優秀である事を求められ、それに応えようと努め、キャパシティ以上に頑張って無理をするうちに精神が擦り減っていった。 そのためか、自分の本当の感情がわからなくなり、人を心から好きになるという気持ちすらわからなかった。 (物心ついた頃から、両親やきょうだいすらも、自分が優秀で無ければ見放す存在や、競争相手でしかなかったので家族愛というものもあまり実感できない) そんな時、出会ったひとりの女性と恋に落ちる。 5年前のことだった。 彼女は自分の思いを分かってくれ、傷ついた心に深く寄り添ってくれる、まさに生まれて初めての存在だった。 彼女には、夫が居た。 それが所謂浮気行為だと分かった上で、関係を続けた。彼女は樒(このPC)にとって何よりも優先されるべき愛しい人であり、 最後にはきっと夫を捨て、自分の手を取ってくれる筈だ、と烏滸がましくも信じていた。 自分よりもはるかに家柄も下で、平凡で、病弱で、特別な才もなく、稼ぎも少ないと、 その夫のことを、樒は心の中で完全に見下していた。 しかし、結局のところ、彼女が本当に愛していたのは夫であった。彼女の綺麗な部分も、汚い部分も、浮気という形で裏切られたことも全て含めて、心優しい夫は彼女を愛し、そんな夫を彼女もより深く愛した。 彼女に去られた樒はというと愛に狂い、半ばストーカーのような状態と化す。 ついにある日、嫉妬に狂った樒は彼女の家に放火し、死へと追いやる。 彼女を殺した後にみずからも自害し、あの世で彼女の愛を独り占めする事を企んでいたが、 夫もまた彼女と共に炎に巻かれて死んでしまう。 この事を知った樒は、発狂死せんばかりであった。 今や、自分の決して手の届かないところで、二人は愛しあうのだ。 今から死んで彼女を追いかけた所で、向こうには夫が居る。どこまで行っても、自分は彼女の愛を得られず、見下した夫に勝つ事も出来ない。 愛を求め、復讐の鬼と化していた樒は、それ以降心のバランスを完全に失ってしまった。 何かに縋っていないと自分を保つ事すら出来ず、仕事に打ち込む。 刑事としてがむしゃらに活躍しているが、その内心は空虚で、ひたすらに他者からの評価と、有りもしない無償の愛を求めている。 仕事柄、市民や同僚の心に寄り添い、正義を追求しているが、反面、過去に犯した浮気と放火とが頭をよぎり、常に苦しんでいる。 罪の証であり、自分の血を継いだ彼女との子供が唯一火事から生き残って孤児院に暮らしている事を知り、より一層彼女の事を思い出して苦悩する。 過去を精算し、完全に忘れるために、何も知らないその子供を事故に見せかけ殺しに行こうと考えている。(今現在) 以上、樒の知られたくない内面は自分の事しか考えていない小心者の屑であり、得られる事のない愛に飢えた我儘な幼子のようでもあるのだ。 柚子里　由羅(ゆずり　ゆら) 浮気相手。 3年前に火災により死亡。享年23歳。女。 職業はウェブデザイナー。 高校卒業と共に、幼馴染でずっと一緒に過ごしてきた男性、幽木と結婚。 生活が苦しかった為もあり、夫には内緒で、夜もガールズバーで働いていた。 そこで樒と出会い、生活に対する不安や若気の至りから浮気を始める。 樒の事は好きではあったが、それは一時の寂しさゆえのあやまちのようなものであり、本当に愛していたのは幼い頃からずっと一緒の夫であった。 浮気中に子供が出来てしまい、自責の念と後悔から、浮気のことを夫に全て打ち明けたが、 なんと夫は彼女を責めることはなく、見捨てる事もなく、自らの血を継がないお腹の子供ごと彼女の過ちを受け入れた。 その純真な夫婦の愛が、より樒を嫉妬させ、彼の心へのとどめともなった。 柚子里　幽木(ゆずり　ゆうき) 3年前に火災により死亡。享年24歳。男。 浮気相手の夫。妻とは幼馴染だった。 幼い頃から身体が弱かったが、とても穏やかで心優しい性格だった。心が純粋すぎる人。 職業は、売れないマイナー童話作家。 妻のことと、血が繋がっていないことを知っていつつも一人息子のことを心の底から愛していた。 柚子里　深幸(ゆずり　みゆき) 3歳　男 樒と浮気相手である由羅の間に生まれた子供。存命。 浮気中に妊娠、由羅が樒の元を離れたのちに生まれた。 戸籍も、世間的にも、夫である幽木との間の子ということになっており、真実を知るのは死んだ柚子里夫妻と樒だけである。 1歳になるかならないかの赤子の頃に両親と共に火災に巻き込まれ、一人だけ生き残ってしまった。 親戚が誰も引き取ろうとしなかったため、孤児院で暮らしている。 両親からはとても愛されていた。 赤子であったために朧げにしか両親の記憶はないが、それでも亡くなった両親の事が大好きで、会えない事を悲しんでいる。 当然、自身が父と血が繋がっていなかった事や、 本当の父親である樒の存在も知らないし顔を見た事もない。 年齢の割に賢く、しっかりとした受け答えができる。 やや大人しく、控えめな子供。 ミニカー遊びと絵本が好き。 柚子里一家の愛を逆恨みし、なおかつ自身の過去を綺麗さっぱり清算したい樒からは「死んでほしい」と思われており、命を狙われている。 実の父からは愛されていないどころか、「近々事故に見せかけて殺そう」と思われ計画を練られている、何も知らない哀れな子供。 「金糸雀の欠伸」生還 Bエンド「金糸雀の欠伸」

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