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SIZ2回、APP1回振り直し ルルブ・エンターテイナーベース　職業選択技能:目星 個人的技能　投擲・拳銃…ダーツ・ロシアンルーレット用 両親と弟の四人家族。一般よりだいぶ裕福な家庭に生まれ、少し体は弱いもののすくすくと育っていた。が、どういうわけか事故や事件に巻き込まれて死にかけることが多く、生還するたびに『奇跡』だと言われてきた。一度や二度なら偶然で済ませたが、三度目からは自分は何か不思議な力、運命と呼ばれるものに生かされているのだという確信になった。もしも運命に見捨てられたら自分は死んでしまっていた。そう考えるようになってからは『運命』というものに感謝を抱いて、それを忘れずに人生を生きてきた。運命に生かされてきた自分にはきっと何かやるべきことがあるのだと、そればかり考えてきたが形にならずに、ただ良い進路、良い就職先へと進む人生を過ごしてきた。地頭が良く、大抵のことは難なくこなせた。 ギャンブラーになることを決めたのは20歳になったばかりの頃。留学先のアメリカで友人と初めてカジノを訪れ、そこでその場にいる誰よりも大勝ちして周囲を湧かせたことが始まり。ビギナーズラックだと肩を叩かれたが、初だけは自分が勝ったことは運命だと感じていた。雷に打たれたような衝撃だった。自分は運命に選ばれている人間なのだと気が付いた。 そう気付いてからは大学を中退してギャンブラーになった。卒業を待つ時間も惜しかった。必要だと思う分だけ勉強をした。睡眠も食事も忘れてギャンブラーに必要なものを取り入れた。最初は他のギャンブラーにも笑われて相手にされることはなくイカサマまで疑われる始末だったが、そう時間はかからずにその才能が知られるようになり、わずか3年で誰もに『天才』だと呼ばれるようになった。 ギャンブルに対して大金を賭けるスリルや喜びは感じていない。ギャンブルに金も命も自分の何もかもをも懸ける行為は、自分を選び続けてくれる運命への感謝の奉仕であり、選ばれていることへの確認行為。運命に選ばれている限り自分は負けることはない。そしてこれからも選ばれ続けるように、勝つために最大限の努力をし続ける。だから自分は負けることがない。 他のギャンブラーに対しては敵意もなければ特別興味も抱いていない。『他の人も自分と同じように全部を捨てるくらいに運命に選ばれる努力をすれば、自分には及ばないものの、近いところに来れるのに』とすら思っている。各方面に喧嘩を売っているその思考がバレていないのは単に普段の言葉数が少ないため。悪いことも言わないが必要なことも言わない。言葉足らず。 ・服装とプライベート 上下揃って白い服を着ていることが多く、下着は着けていない。落ち着かないから。着てもすぐに脱ぎたがる。一応、ちゃんとした場で着るためのスーツもあるにはあるし、必要なら仕方なく薄いさらしを巻いていったりする。 ギャンブルの時は験担ぎの黒いネイルを欠かさない。初めてカジノに行った時に塗っていたのが黒いマニキュアだったから。それ以外にも色々と細かい験担ぎが多い。本人曰くこれも勝つための努力の一つらしいが、大半のものは本人にしか理解できないこだわり。背中には十字架と蔦のタトゥーが彫られている。10代の頃、留学先で友人に紹介してもらった職人に『一番運命に感謝できそうなもの』をオーダーして彫ってもらったもの。 ギャンブラーになる前は服装もよくあるものを着ており、少し変わり者ではあるものの大人しい雰囲気の普通の女性だった。昔の初を知っている人間のほとんどから今の初は別人のようだと言われるが、本人は今の状態が一番自分らしく落ち着きの良い姿らしい。 相当額稼いでいるが、その大半は賭けのために残しており、散財もしていない。 古びたアパートの一室で暮らしており、部屋の中は小さな机と段ボール1箱、ギャンブルに関係する本が大量に積まれているくらいで、それ以外の物はほぼない。本当にここで人が暮らしているのかと疑われてしまうようながらんとした印象の部屋。学生時代に持っていたもののほとんどは捨ててしまった。 大学を中退してギャンブラーになったことで勘当されているが、弟だけはたまに部屋を訪れて、ギャンブラーになってから極端に生活能力が低くなった姉の代わりに料理を作って置いていったり掃除をしていってくれている。もし弟が来てくれなかったらもっと悲惨な部屋になっていた。お礼にとお金を渡そうとしたら激怒されたので、それからは弟からねだられない限り渡していない。 綾橋初という名前はギャンブラーとしての偽名。本名は天童宇依。勘当されてからはこちらの名前を名乗ることが滅多にない。

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