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射撃攻撃がしたいきもち！ ■怪文書 高校まではうまくやっていた。 わけわかんない力に目覚めて大変っちゃ大変だった。 でもある日突然不思議なパワーが目覚めて、そしてそれを隠さなきゃ！って。正直ちょっと、いや、かなりわくわくした。 葵と一緒だったのもあると思う。二人で当時はこっそり色々やった。色々っても大したことはしてないが、それでも十分だった。 高校生ってそんなもんだろ？ その時からUGNって存在は知ってた。ただ、あんまり良くは思ってなかった。だってなんか管理されてるみたいじゃん？ けど、まあ別に自分一人で人生どうにかできるとも思ってなかったし、いずれ何らかの形でお世話になるんだろうなーって。 高校卒業する日に葵からUGNに入らないかって言われた。なんでも少し前からUGNとして活動していたらしい。 へー。ふーーん。え？ いやいやいやいや、それは違うじゃん。 結局、大学進学するからとか、進路をまだ決めきれないとか。そんなありきたりなことを言って断ったと思う。 そしてそのまま地元から少し離れた大学に進学した。 高校まではうまくやってたと、思ってた。 ////////// 大学に行って、だんだん気分が悪くなることが増えてきた。 オーヴァードってみんなこうなの？レネゲイド？ってやつが身体の中でうごめいてて。ぐちゃぐちゃして気持ち悪い。 このぐちゃぐちゃを、何かにぶつけたくてたまらない。そんな日が何日も続くことがあった。 あの日もそんな気分の悪い日で、眠れなくて、深夜あてもなくぶらぶらしていた。 そしたらガラの悪い男たちが絡んできた。私がひ弱そうに見えたんだろう。 私は変な力に目覚めて、こんなぐちゃぐちゃで、でもきちんと生きてて。 でもこいつらは。普通なのに、勝手にぐれて、悪いことして、でも警察にも捕まってない。 そう考えると無性にイライラした。 私よりも弱いくせに。 腹が立って、気分が悪くて、ぐちゃぐちゃしてて。 そしてそのまま。 ぐちゃり。 ////////// 一度その衝動に身を任せたら、後は転がり落ちるだけだった。 もう歯止めは利かなかった。 UGNからは何度も追われたが、そのたびに逃げおおせた。 何度も見つかる愚か者なのか、何度も窮地を脱した実力者なのか。多分前者だ。 そうしているうちに、ボスに拾われた。 幸いここはUGNの目には引っかからないらしい。久々にゆっくりできている。 ずっといれるとは思ってないが、しばらくはいてやってもいいし、何なら手伝いもしていい。 そう思ってたら、葵に会った。

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