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セドリック・テイラー 24歳　男　ファッションデザイナー 外見▼ 金髪長髪が印象的な整った顔立ちの青年。 ただあまり人を寄せ付けるような雰囲気がなく、高嶺の花といった感じ。 性格▼ 外見や話し方に反して実は人見知り。一人でいる方が楽なタイプ。 一人で服のデザインを考えたり作ったりしていることが好き。友達は数少ない。 閉鎖的な性格ではないが、どこか話していて壁を感じる時がある。 人物▼ 日本の服飾技術や芸術に憧れて日本へやってきた青年。 日本には18歳の時に来てそれからずっと暮らしているため日本語はほぼマスターできた。 彼の作る服たちは日本の若者に刺さるようでそろそろブランドを立ち上げようかと考えているほど。 過去▼ 英国出身で昔から神童と呼ばれるほどに学業が優秀であった。 ただそう言われることに嫌気がさしていた彼は憧れもあった日本へと逃げるように渡航した。 自身の才能が皆から好かれていることは嬉しいが、彼自身を見てくれる存在は今までいなかった。 一人でただひたすらに服を作っている時こそが何も考えなくて楽だという。 イメソン▼ 月詠み『ヨダカ』 https://youtu.be/ilAUa3_6ME4 喋り方等▼ 一人称「僕」 二人称「君」 PC「ジュン」 通過シナリオ▼ 『初恋性ストックホルム症候群』KPC ※以下、初恋性ストックホルム症候群バレあり。 セドリック・テイラー 31歳　男　ファッションデザイナー(代表取締役社長) ただ、服を作れば評価され、賞を貰い、おめでとうと言われるだけの人生だった。 誰に着てもらいたいという考えなどなく、誰が着てもいい服をひたすらに作っていた。 誰も、彼自身のことなど見ていなかった。 彼の秀でた才能と技術に目を向けていた。 もしかして、これは自分ではなくてもいいのではないか？ ここで自分が消えたって悲しむ人はいないのではないか？ ふとそんな考えが過った24歳の頃、転機は訪れる。 今にも消えそうな儚い存在を見つけた。名前は幸薄 巡。 12歳の少年だった。 一目惚れだった。自分でも信じられない。こんな少年に、こんな気持ちになるなんて。 何度も疑ったが初めての気持ちで心が揺らいだ。 今まで恋などしてこなかった彼はすぐに声をかける。 「僕の服を着てくれないか」 と。 もちろん相手はかなり動揺していたが、まるで天使のような笑顔で「喜んで」と返してくれた。 これが2人の出会いだった。 それから幸薄の親の了承も得ながら、彼と頻繁に会うようになった。 知れば知るほど、この子に服を作りたい、あわよくば自分のものにとさえ。 幸薄は他の人とは違った。 会う度に話すのは服のことじゃなく、セドリック自身のこと。 「セドは英語が話せてすごいね」 「セドは一人で寂しくないの？」 自身のことを聞かれることに新鮮さを感じると同時に、幸せも感じた。 この子が成人するまでは、傍にいてもいいだろうか。 そう思っていた頃、突然幸薄からふと話を切り出された。 「ねえセド。もうすぐ僕はこの国で言う成人、大人になるんだ」 「もし、セドが嫌じゃないなら、さ…」 「僕と、結婚してください」 驚きと、嬉しさが混ざって何とも言えない声が出る。 彼は何それ、と困ったように笑っていたが、ぼんやりと見つめていると抱きしめてきた。 「一人にしないよ、セド」 この一言で心が一気に満たされた。 ああ、この言葉がずっとほしかったのだ。 これで、僕は幸せになれる。 これが、僕の幸せなんだ。 「大切にするよ、ジュン」 彼の潤んだ瞳は愛しい人だけを映していた。

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