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山田 仄(やまだ ほのか) 母子家庭で育った。母親は母親になりそこなった人だった。小学生まではそれなりには世話をしてくれたが、中学に進学してからはご飯のお金だけがテーブルに置かれていることがしばしば。一日に500円ほどしか渡されなかったので三食食べてかつ節約するにはどうすればいいのか考えた結果自炊をすることにした。それでも初めのうちは朝食を抜かないと行けなかったり失敗したりで満足に三食食べて過ごすことはできなかった。中学二年になってやっとお金のやりくりにも料理にも慣れてきた。高校に進学する頃、母親が家にいることが多くなった。男を連れ込んでは自分に料理を作らせる始末。家に帰りたくない一心でアルバイトを始めると、それを見かねた母親は食費を出すことすらやめた。次第に水道代やガス代すらも払わされるようになり、仄の高校生活はアルバイト漬けになった。 自分の食費や生活費のために寝る間も惜しんでバイトをしている日々が続いたある日のことだった。テレビのニュースで近所で起こった誘拐事件について取り上げていた。そのニュースを見た瞬間、「あ、俺も誘拐されたい」とふと思いたった。 「誘拐って、好きだからしちゃうものなんだろ？だったら、俺のこと好きな人に誘拐されたいな」「お金さえ出してもらえらご飯作ってあげられるし……いや全部世話してくれるならそれでもいいな～…」と、それからは暇さえあれば「だれか俺の事攫ってくんねーかな～」と王子様にあこがれる乙女ばりの思考回路を巡らせている。 ちなみに母親に関して「小中学生の一日の食費が500円で足りるわけねぇだろ社会知らねぇんか」と思っている。それゆえに見下している。もちろん好きではない。 好きな食べ物/もの：ハンバーグ/布団で掛布団をかけて枕で寝ること 嫌いな食べ物/もの：なし/煙草を名前で言う客 一人称：俺 二人称：あなた、あんた、お前 誕生日：7月30日 以下、『灰になってよかった』のネタバレを含む 後遺症【帰る家】：以降、セッションへの参加は可能であるが、参加するごとに成功するまで交渉技能を振り、必ずひとりは生贄を連れ帰ることになる。これは参加セッションにおけるモブ等でも構わない。逃げ出したい場合は現在MP*5の値に成功する必要がある。

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