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異様な雰囲気を纏わせる探偵 幼い頃からの異常なほど人の感性や心を掴むことがうまく「不思議だけどこの子の言うことはなんだか信じられる」と言う半ば依存心による信頼ようなもので成り立ってきた。それは探偵業も同じである。ただその依存心もいいものばかりではなく、特に父親に逃げられ子供の様子を初期から見ていた母親は依存心と周りからの優越感、さらに独占欲を拗らせて陽に付き纏いかかりっきりになり陽の言うことでしか動けなくなって精神病棟に入院、その後そんな依存性がある子供に恐怖心を抱いて親権放棄し逃走。じいじのもとで育てられた。それ以降あまり人にその洞察力や察知能力を使うことは少なくなった。 山の近くに住んでいたじいじも不思議な人で家の裏の稲荷に毎日「あげると喜ぶんだ」なんて言って新鮮なサワガニをあげていた。なんでサワガニ？と思いつつ喜ぶならそうなんだ！ぼくも川でとってくる！と毎日2人で川に出かけた。興味につられて家を飛び出しても泥だらけで帰ってきても特に聞くでもなく学校生活を聞くでもなく、じいじは頭を撫でてくれた。母親と離れてからは平凡で幸せな生活を送っていた。 前の話に戻るが、以前住んでいた彼女の家には子供部屋が二つ、当時母親に子供は自分1人、なんでだろう誰だろうと考えて忙しく夜遅くに帰ってきた母に聞いたところ元々陽は双子だったと言う。あ、そっか！だからあそこに”立って”るんだね！ねえあなたの名前はなんて言うの？うーんじゃあ、夕！夕はどう？多分あなたは私の片割れだと思うんだ。あなたは、どう思う？ 彼女は無意識にイマジナリーフレンド（？）を生み出した、彼女の周りにはたくさん人がいたがそれは聞いて聞いてと彼女ならわかってくれると依存や優越を感じたい人ばかり、自分を理解してくれる人など1人としていなかった。寂しかった。どうしてなのかと頭を悩ませた。…友達なんて1人もいなかった。 そんなこんなで夕と成長した陽は溢れる好奇心と自分の力を活かして周りの摩訶不思議を調べる探偵になった。幸い信頼度は高く頭も切れるので警察や周りの探偵と仲良くして仕事で忙しい日々だ。夕も助けてくれるしね！ オカルト、心霊、異能、マジック、難解事件、この世にはこんなに面白いことが詰まってる！見て回らないとソンじゃない？ 今回はあの零町動物園？ﾋﾟｺｰﾝ！！さすがぼく、閃いた！！霊、待ってるんじゃない？！ね、夕！……ｱﾀ、ちょっと！叩かないでよ！ 好きなもの：夕、甘いもの、オカルト系 嫌いなもの：苦い野菜、群れてる鳩、深海（底無し、イラストとかでよくあるやつ）

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