タグ： 異能警察は、英雄じゃない

シグレ ハジメ イメージカラー：柳染　　カラーコード：77966B　　RGB：119,150,107 DAP所属の三十代女性。 おっとりとしており、一見弱そうに見えるがちゃんと自衛の出来る強い子。 仲間のことを大切に思っており、支えたいと思っている。 自分の異能で仲間の役に立てることが嬉しい。 好きなものは仲間と本。 嫌いなものは話の通じない人と家族だった人達。 一人称は私、二人称は貴方。 幼少期に両親が離婚しており、母親に引き取られたが、片親のまま創を育てるのは金銭的に難しく、あまり裕福な暮らしは出来ていなかった。 当時は自分のために働いてくれる母親を助けたくて、公務員を目指していた。 はずだったのだ。あの時までは。 金銭的に余裕はなく、朝から晩まで働いて、創の面倒をみる。 そんな暮らしで正常な精神状態でいれるはずも無く、いつからか母親は暴力を振るうようになった。 初めはほんの小さな違和感。 話しかければ疲れていてもいつも笑顔で答えてくれる母親が、その日は「疲れているから」と顔を背け、さっさと布団に入ってしまった。 その日からだんだん創への態度は悪化していった。 イライラすることが増え、声を荒げたり、ろくに食事を摂らせてもらえなかったり。 酷い時は手を挙げ、ストレスを解消するようになった。 それでもいつも大変だから、こうなってしまっているんだ、お母さんも辛いんだ、と耐えていた。 ただその考えも長くは続かなかった。 家に帰るたびに増える傷、満足に食事も取れない日々。 もう耐え続けるのも限界だった。 何度目かの暴力の後、傷だらけの身体で近くにあった交番に駆け込んだ。 警察はボロボロな様子を見て直ぐに助けてくれ、いい施設も紹介してくれた。 その時、恩返しがしたいと思った。 助けてくれた警官に、恩返しがしたいと言えば、当たり前のことをしたまでだとやんわり断られた。 それでも粘り続ける創に、彼は「なら、君も警察になって、君と同じような子達を助けてあげてほしい。僕に返すんじゃ無くて、同じだけ困ってる人に返してあげて。」と。 それを聞いた時から、創の目標は警察になって人を救う事になった。 ただ、頑張っても警察になる事は難しく、諦めかけていた時、異能の適性が高いことがわかった。 飛びつかない訳がなかった。 自分は人を救い、あの時助けてくれた彼に恩返しがしたいのだから。 過去のことから、創は母親と父親が許せなくなった。 幸せだったはずの日常が壊れる原因になったのは間違いなく離婚したことが理由なのだから。 父親に引き取られた弟のことは、嫌いじゃない。 だって彼だって被害者だ。 自分と同じ道を辿っていなくとも、日常を壊されたのは事実。 違う、幸せな日々を送っていて欲しいとすら思う。 人と恋愛することが怖い。 両親の行く末を見てしまったが故に、自分もそうなってしまうのでは、という恐怖からだった。 最悪独身のまま死ぬ覚悟も出来ている。 以下異能警察HO3の秘匿に触れる内容 黒田の事は刑事として尊敬している。 人として好きかと問われれば、嫌いではない、と答える程度。 しかし、その能力自体は純粋に凄いと思っている。 彼のためならなんでも出来るって程ではないが、上司としては信頼している為、命令であれば素直に聞く。 表ではDAPのメンバーを仲間と呼び、慕っているが、その実信用していない。 もしその中に犯人がいたらと考えるとどうしても許せない。 支えたいと思っているのも、役に立てて嬉しいと思っているのも本心。向ける相手は捜査第一課の本当の仲間達だが。 幼少期の事は本当。 偽っているのは警察になった経緯のみ。 以下異能警察クリア後ネタバレ有り 心の底から、自信を持ってDAPのみんなも、捜査第一課のみんなも仲間だと断言できる。 裏切った自分を仲間と呼んでくれて、信じてくれたDAPのみんなを裏切ることはもうしない。 黒田も公認スパイとして認めてくれたし、今後も仲間達のために自身の力を使い、役に立てるよう尽力するだろう。 DAPとして捜査第一課として、英雄なんかよりよっぽど誇り高い正義を掲げる刑事として、生きていく。 この先何があっても、きっと私たちなら大丈夫。 私は、仲間を信じてる。

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