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──────────────── 　人より優れていることなんて何一つなかったけど、それでも追いかけ続けた。 　才能がなくたって、環境が悪くたって、応援が無くたって、俺はこの筆をとり続けた。 　きっと、俺が唯一誇れるものがあるとすれば、それはこの、意地汚いほどの諦めの悪さだ。 ──────────────── クトゥルフ神話TRPG2015　「作家」ベース 職業ポイント：[EDU*20] 職業技能：オカルト、芸術(トリビア知識、詩的表現など)、心理学、説得、図書館、ほかの言語(英語など)、母国語、歴史 特記：作品の得意分野(歴史、SF、法廷、心理サスペンスなど)としている技能に+10%のボーナス。 ○技能の補足 ・興味P＜目星＞＜聞き耳＞ 　小説を書くにあたって、刺激を受けるのは必要なことだ。 　意外と些細な会話にヒントが隠されているかもしれないし。 ・興味P＜歴史＞ 　昔から偉人などをテーマに創作をするのが好きだった。 　なんとなく眺めているとすごいことやヤバイことが色々と書いてあって楽しい。 ○特徴 2-4 愛書家：あらゆるジャンルの蔵書を持っている。〈図書館〉に+20%。さらに図書館に出掛けなくても、自宅の書庫で〈図書館〉ロールができる。 5-9 ド根性：根性がある。あらゆる抵抗表を使用したロールで、成功する範囲に+5%。 ○容姿 　日本人らしい黒髪黒目。日に当たると焦げ茶色にも見える。 　肩ほどまで伸びた髪が視界の邪魔をしないよう、いつも下の方で緩くまとめられている。 　前髪も目に届くほど伸びてしまっているのだが、仕事中はピンで留めているようだ。 　身長は人に比べてやや高いが、筋肉が無いせいか、存在感は薄め。 　寝不足からくる隈が目の下にくっきりとついていて、一目で受ける印象が「良い」とはあまり言い難いだろう。 ○性格 　家に引きこもって一人で過ごす時間が多かったせいか、顔の筋肉があまり動かない。 　喜怒哀楽自体はあるのだが、それが表情に出づらいらしい。 　どちらかといえばいつも冷静で、物静か。大人数が苦手で、騒がしいところも苦手。 ○設定 　昔から物語を考えるのが好きだった。 　小学の時、ごっこ遊びがお気に入りで、いろんな設定のヒーローを生み出すのが好きだった。 　中学の時、授業を聞いてる振りをしながら、ノートの隅に小説を書いて一人で笑っていることもあった。 　高校の時、将来安泰を望む両親と大喧嘩して、半ば逃げ出すように一人暮らしを始めた。 　大学の時、才能のある友人たちが賞を獲っていくのに自分の限界を見せつけられた気がして、無性に虚しくなった。 　それでも諦められなくて、言葉を止められなくて、未だにこんな端切れにしがみついて息をしている。 ＝＝＝ 　才能がない。ついでに周囲の賛成も得られなかった、よくある恵まれない男だ。 　普通に生きていく人々と同じようにそれなりに良いことをして、それなりに悪いことをしてきた人物。 　自尊心は多少あっても自信がなく、自己評価が高いとは言えない。 　才能がないことを早々に知ってしまったため、未来に希望を持っていない。生きていればそれでいいか。 　ただ、非常に諦めが悪く、譲れないもののためなら存外何でもできてしまう強靭な心の持ち主だ。 　彼が多くの人と違うのは、挫折を「できなかった」ことだろう。 　彼は夢を諦めることが出来なかった。叶わないと分かっていてもなお、走り続けていた。 　その夢さえ手放してしまえば、こんなに苦労して生きていくこともないと分かっていて、それでも諦められなかった。 　だから、初めて自分の作品が世間に受けたとき、彼自身がそれを一番信じられなかったのだ。 　自分の書いたものが誰かの手に取られていくことが何かの間違いだとさえ思った。 　作家はこんな戦々恐々とした思いで、一体どうやって驕るというのだろう？ 　ただ、ファンだと名乗る人々が自分の作品の子どもたちを好きだと言っているのを聞いて、「もう戻れないな」と思ったのだった。 ＝＝＝ ◆自身の作品について 　他者が評価することは信じられずにいるが、作品そのものは大好き。 　己が生み出した作品や世界観、登場人物の総てを愛しており、彼らが物語の中で自由に動くのを嬉しいと思っている。 　自分が追い求めた夢の結晶。たまに自分で読んで、笑ったり泣いたり興奮したりもする。 一人称：僕 二人称：貴方、君 #0094C8 「僕は好きなことをやって生きていきたいんだ。その結果が不幸だったとしても、悪い意地みたいなものなんだけどさ」 「作品？う～～ん……皆が手に取ってくれるのを未だに信じられない気持ちではいるけど……。でも、好きだね。自分の考えた物語は。そこで生きる登場人物全てが。僕の一部みたいなものだよ」 ●AF ●呪文 ≪見たことがある≫ ≪所持≫ ●遭遇した神話生物 ●通過シナリオ 「世界を超える創られた者たちとサイトレス・アイオーンを巡る量子的揺らぎの顛末」生還 　SAN+14／現在SAN値99 ○通過シナリオ：詳細（※敬称略） ──────── 「世界を超える創られた者たちとサイトレス・アイオーンを巡る量子的揺らぎの顛末」 ❙KP 　緑桜もこ ❙PL｜PC 　SR　 ｜ニーナ・マーセラ：綴祐二 　36　　 ｜LAM　　　　　　：仄円香 　あおぞら｜西園寺雪乃　　　：叶井のの 著：Moc-O Lib.様 https://lapucelle.booth.pm/items/4020823 ──────── 以下、通過シナリオのネタバレ有。 ▼『世界を超える創られた者たちとサイトレス・アイオーンを巡る量子的揺らぎの顛末』バレ ───────────── 　忘れないだろう、僕は君の事を。 　今までと同じように……いや、今まで以上に。 　僕には才能がないけれど、あの強い瞳を〝生んだ〟のが僕なのだと思ったら、自分の物語を果てしなく愛しいと思えた。 ─────────────

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