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▌『カノヨ街』 ────────────────────── ▌name : 千年晷衷儀時計鐘管理人(ぜんねんきうちぎとけいしょうかんりにん) ────────────────────── ▌ 「大体陽を見たらわかるモンよ」 ◆カノヨ街 　カノヨ街の時計塔で時間の管理をしている男性。 　だが自身の体内時計が正確なこと、手元に置いている日時計が読めることから時折管理を忘れて時間が前後しがち。 　その度に不定時法の古時計の中にいる長針に怒られている。 　時計塔は自室と兼用(自室は地下にあるため基本人はいれない)、階段を昇って上へと向かうタイプの時計塔。 　自室はコンクリートの壁で覆われた、目覚まし時計や掛け時計が床に直に置かれている空間。 　部屋に篭もるより出歩く方が好きなため収集部屋のようになっている。 　 　ちなみに時間管理を"忘れていた"と言って前後しがちなのは｢自分が正気でないこと｣を示唆しているもの。実際忘れてなどいない。 ◆現実世界(本人は記憶なし) ◇紫藤 抹(しとう まつる) 　28歳男性。孤児院出身。 　当時から趣味としていたものが機械いじりと称したハッキング。 　ハッカーとして働くのはあくまで個人の利益に過ぎない。 　そんな中舞いこんできた精神重篤患者を収容するバーチャル空間であるカノヨ街への潜入。 　リスクの高いダイブだが利益を優先し潜入を試みることになる。 ────────────────────── ▌補足 : 　モチーフ : 晷針、太陽年(365.242199日)、不定時法 　名前 : 　千年(ぜんねん) 　 └前年。過ぎ去った時間。 　晷衷(きうち) 　 └日陰の真ん中 ────────────────────── ▌特徴表 : ◇2-1 手先が器用 　任意の〈製作〉1つの初期値が50% 　〈機械修理〉および〈電気修理〉に+10% ◇2-2 影が薄い 　生まれつき目立たない。〈忍び歩き〉〈隠れる〉に+20% ────────────────────── ▌職業ベース : ◇コンピューター技術者(2010) 　言いくるめ、経理、コンピューター、電気修理、電子工学、図書館、物理学、他の言語(英語、その他) 　図書館▶︎心理学 　こぶしは台パン用。 ────────────────────── ▌ボイスサンプル 　「よ、元気してるか？」 　「なげえから晷衷か管理人でいいぞ、俺も覚えちゃいねえ」 　「こっからの景色見るために管理やってるっつってなァ」 　「おーおー足元いちゃあわかんねェな。ほれ抱えてやんよ」 ────────────────────── ▌HO参番地の時計 あなたは「ハッカー」だ。 あなたは「カノヨ街」が、反社会組織「ヴィノムス」による「精神重篤患者を収容するバーチャル空間である」ことを自覚しており、ハッキングよって「カノヨ街」への潜入に成功している。 「カノヨ街」のデータバンクおよびデータベースは非常に高度な技術で構成されており、確保すれば莫大な利益を得られるだろう。 また、あなたは経歴および一部の記憶は「カノヨ街」のスキャニングを回避するため、あなた自身の手によってパスをかけられており記憶していない状態である。 あなたの目的は「カノヨ街」のデータベースを盗み出すことである。 追加推奨技能 コンピュータ(職業選択は任意) 補足 本シナリオにおいては、コンピュータ技能で特定の場所や人物にハッキング可能である。 ただし、秘密裏に遂行できる限度として、【ハッキングはセッション中3度まで】とする。 ---------------- ▼「カノヨ街」について(PL向け公開情報) 日本国内某所の島に存在する集落であり、和の景観が色濃く残っている。 生活に必要なものは配給されるため、飢餓や貧困の心配はない。 いわゆる「妖怪」の類、人ならざる者と共存している。 そして、共存関係の崩壊を危惧し、住人はほとんど街から出ることはない。 人ならざる者たちの正体が世間へ公開されれば、この街はたちまちよそ者によって開拓され、蹂躙され、人ならざる者たちは存在を許されなくなるだろう。 住人の服装は和装が中心。また、建物も平屋の木造建築が主である。島の中の街ということもあってか電波が届きにくく、通信手段は主に固定電話。ただし、法律やテクノロジーそのものは基本的に現代日本に準ずる。 住人は移住してくることはあるが、出て行く者はほとんどいない。 また、この街では人間と妖怪が共存している、ということもあり、いわゆる「仮装」のようないでたちで人間も妖怪のような姿に扮していることがままある。 ---------------- ▼【コンピュータ】の使用について 特定の場所や人物に対して「ハッキングを行なう」とKPへ秘匿で宣言が可能。 セッション中、ハッキングに成功した回数が合計3回になるまでハッキング行為が可能。(ハッキングができない場所への宣言や、技能ロール失敗はカウントしなくてよい) ハッキング行為は、他の誰かと一緒に行動していても宣言可能。 4回目以降のハッキング行為は、【コンピュータ】【幸運 1/5】の連続ロールに成功しない限り、反社会組織「ヴィノムス」運営側に検知される。 ---------------- ▼「カノヨ街」について 反社会組織「ヴィノムス」が精神重篤患者を治療という名目で収容し、利用するために運営している、閉鎖されたネットワーク上に形成されたバーチャル空間であり、住人は矯正治療と記憶改変を施された状態で精神体のみを「カノヨ街」で活動させている。 そのため＜カノヨ街内の他者へ安易に「自分が正気であること」「カノヨ街の実態」を漏洩させることは、非常にリスクが高い。 カノヨ街での生活はバーチャル空間における精神活動であるため、当然、飢餓や貧困は発生しない。 ただし、精神体を定期的にスリープしてコアを冷却させるために、睡眠は必要である。 電話やインターネット接続、テレビ視聴などの＜通信行為＞は、反社会組織「ヴィノムス」の管理サーバー下にて行なわれるため、基本的には組織上層部へ筒抜けとなる。不要な通信は避けたほうがいいだろう。 ---------------- ▼「カノヨ街」でのテクノロジーや法律はどのようなものか？ 基本的には、現代日本に準じるものとお考えください。 ▼「カノヨ街」での容姿は現実世界と違うものでもよいか？ 可能です。 「カノヨ街」における容姿は、バーチャル空間での「アバター」にあたりますので、自由なテクスチャを装着していただいて構いません。 ただし、SIZ等を大幅に偽るアバターにした場合、対抗ロール等が発生すると秘匿内容が他者に露見する可能性がありますのでご注意ください。 また、「カノヨ街」においては表向き、「妖怪と共存する街であるため、仮装のようなかたちで人間が妖怪のような見た目の衣装を装着することも一般的である」となっています。 ▼「カノヨ街」と「現実世界」で違う職業を名乗る場合、技能ポイントに影響はあるか？ 基本的には「現実世界」の職業に準じて職業技能ポイントを取得してください。 また、技能として取得していない分野の職業を「カノヨ街」で名乗っても差し支えありません。 (こちらから技能ロールを要求して不利な状況になる、ということは想定していません) ▼「ハッキング」はどのように行なわれるのか？(他人と一緒にいる時でも可能か？) イメージとしては、対象のソースコードを透視するようなかたちになります。 そのため、他人と一緒に行動している時でもハッキングが可能ですし、基本的にバレることはありません。

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