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椿りりあ(つばき-りりあ) スイサイダルアクト　HO-B 【特徴表】 ・天才/異性が苦手（D） →INT+1/D特徴により興味Pに1d6→4*10=40P追加 【通過シナリオ】 ・スイサイダルアクト/ロスト ＊以下HOバレあり 　椿りりあは天才だ。 　頭の回転が速く、特に記憶に関して彼女は特異な才能を持つ。カメラアイと呼ばれる特性が顕著な例だ。一度見たものを写真のように脳の中におさめ、いつでも思い出すことができる……あるいは、忘れることができない、とも言う。 　幼い頃から多様な習い事をおさめてきたが、その中でも彼女が執着したのが絵画だった。 　というのもそれは、ともに切磋琢磨する杉浦凛という幼馴染がいたからだ。障害とも呼ばれることのある特性を持ちながらも彼女がなんとかやって来られたのは彼女による面も大きい。大事な幼馴染である。 　同時に彼女は嫉妬の対象でもある。見たものを正確に描くことを得意とするりりあに対して、凛は想像力豊かで、人が思い付かないようなものを題材にとり、絵を描く。斬新な色使いを細やかな技術で芸術へと昇華する。その才能に嫉妬し、圧倒されてきた。 　彼女に追いつきたい、などと考える時期はとうに去り、私は私の得意な分野で……と考えるものの、やはり彼女の輝きは目に眩しく。なんとかして肩を並べたい。同じ輝きを持ちたい。そう考えていた矢先の、コンクール入賞だった。 　彼女に及んだと思っているわけではないが、それでもこれは大きな一歩だ。そうウキウキで美術館に作品を収めた、その次の日……あろうことか傷害事件の容疑者として自分の名前が挙がっているではないか。 　こんなところで止まっていられない。なんとかして容疑をはらさなければならない。 　……以上が、「自殺行為」椿りりあ役に対する、秦芭 唯の理解である。 ＊ 　椿りりあは夢を見る。 　真っ黒に塗りつぶされた、夢を。何も見えない夢を────…… 　今まで見てきた現実を全て忘れ去って、あるいは、その全てを一片たりとも忘れることができずに繰り返し続けながら。 　誰かに夢見られた芸術家は、夢に魅入られ眠り続ける。 【所持呪文一覧】 ・ハスターの招来/退散

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