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日辻亮祥の息子。武蔵野市に構える探偵事務所の現所長。父親はそれなりの年になったので引退しているが、色んな意味でまだ遠い存在だなと思っている。 父親に似ず運動神経は高くない(母親譲り)。その一方で父親が得意でなかったコンピューター周りや経理系に少し長けている。 探索技能は引き継いでおり、探偵としての能力はそれなりにある。その為、父親の跡を継いで探偵業を行っている。 また、両親からおおきく引き継いだものとして「高い耐久性(体力)」と「死に関わる奇縁」がある。 高校時代から周囲の人が死にやすく、両親に相談したが「それは血筋だから諦めなさい」と言われた。納得していない。 また、死んでも死なないのは、高校時代に犯人の知人に刺された事から証明されている。 目が覚めた時に母親が何時ものように接する為、(前々からもしやとは思っていたが)神経を疑ったが、どうやら「絶対に大丈夫だと思っていたし、死なないとも思っていたから」らしい(父親も「僕達の息子だからなぁ」と笑っていた。笑いごとじゃない)。 変わった両親の元まともに育ってきているが、父親の友人から「年々親父に似て来たなぁ、でも笑い方は母親だな」と言われた。そんな事あるか？ 「僕は日辻 亮良 (ひつじ あきら)、探偵をしているんだ。もし何か困った事があれば助けにはなれると思う」 「"羊"じゃあないよ。太陽の"日"に漢数字の十に辶と書いて"辻"、の日辻。よく間違えられるんだよね。名前の方は両親からもらってる。お陰様で変なモノまで受け継いでるらしい。嬉しくないけどね」 「あー……うん、前もこんな事あったなぁ。また僕の知ってる人が死ぬんだろ。知ってる。最悪だ」 「信仰は怖いものだ。でも、信じなければ結構滑稽に見えるものでね。僕は特に宗教はないし……両親も宗教系は嫌ってるから、縁はないね。まぁ？そっちから来るものに関してはどうしようもないけどさ」

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