タグ： かなきみHO2

医師 医学、応急手当、信用、心理学、精神分析、生物学、ほかの言語(ラテン語)、薬学、＋個人あるいはその時代の特色的な技能としてさらに１つの技能⇒図書館 産婦人科医。 人の誕生日と、誕生する瞬間が大好き。祝うのも大好き。人が生きていることも大好き。皆のことが大好き。生きていてくれてありがとう！ 自分の誕生日はわからない。人の誕生日をたくさん祝うが、本人は祝われることはないし祝われたこともない。 戸籍も名前も誕生日もない孤児。盗みをしたりゴミを漁ったりしながら10代半ばまで生き長らえる。 レイプをされ、未成年のうちに望まない妊娠をした。堕ろそうにも十分なお金がなかったため臨月を迎えることになったが、行くあてもなく路地裏で破水したところを恩師に助けられ、清潔な施設で出産することができた。そのため母体も児も危機に晒されることはなかったが、本人は結局出産を望んでいなかったため出産後も自分の子どもを受け入れられず、直視することができなかった。恩師は、子どもの生を祝福できないハッピーの代わりに「ハッピーバースデー」とその子に向けて言った。ハッピーはその言葉を聞いたことがなかったため、純粋に何だろうかと恩師に尋ねる。そこで返ってきたのが、「この子に生まれてきてくれてありがとう、って言ったの。この子だけの生と命を祝福する魔法の言葉よ」という言葉だった。今まで生を呪い、両親を恨んできた彼女にとって、生まれてきたことを祝うという行為は初めてのことで、だからこそ自分の子どもを認めることができなかった。だから、恩師にそう告げられてこの子のことを祝っていいんだ、この子を無責任に産んでしまった自分を許していいんだ、と思うと涙が止まらなかったのだ。 産んだ子は恩師の信頼できる人脈の中から里親を探し、養子に出すことになった。ハッピーは恩師にどうしても弟子にしてほしいと頼み込み、恩師も彼女を捨てきれず、医学を教えることになる。名前も戸籍もない彼女は自分を生まれ変わらせてくれた魔法の言葉、『ハッピー・バースデイ』を名乗るようになった。 恩師に医学を教えてもらった後は思わぬ才から恩師に勧められ大学に入り、飛び級を経て若くして産婦人科医として働いている。 現在は恩師のもとで働き、資金が溜まれば無償で産婦人科医として世界中を旅して、また資金がなくなれば恩師のもとに戻って……という生活をしている。彼女が診るのは主に貧困層の女性達。出産に携わる場合は必ず子どもたち一人一人に「ハッピーバースデー！」と伝えるようにしている。 でも勿論、妊婦本人が望まなければ堕胎することもある。その時は施術中は感情を押し殺しているが、1人きりになった時に泣いている。1番辛いのは妊婦本人のはずだから、その前では涙は必ず見せない。 「ワタシの名前はハッピー・バースデイ！素敵な名前でしょう？」 「キミと会えてワタシ、とっても嬉しいの！今まで生きていてくれてありがとう！」両手で包み込むように 「キミの誕生日を教えて！傍にいなくてもキミのことを思い出したいから！」 「キミのこと、もっともっと知りたいな！」 「キミの幸せをこれからもずっと祈り続けてるよ。……どうか忘れないで、キミのことが大好きな存在がいることを」 一人称：ワタシ 二人称：キミ 特技：人の誕生日を覚えること 好きな物：誕生日、ケーキ、赤ちゃんや子ども 苦手な物：人の不幸や死、悲しいこと

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