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ホスト・ホステス（2015）ベース　女好きドMホスト/元結婚詐欺師 [職業ポイント：EDU*10+POW*10] [特記：勤務時など、完ぺきな身だしなみを整えている際はAPP+2。（技能は増えない）] 紫 洋美-ヅゥ・ヤンメイ 【スカビオサ】 花言葉：不幸な愛、私はすべてを失った 属名：Scabiosa 別名：西洋松虫草（セイヨウマツムシソウ） 備考：初夏～秋の花。花色は紫、青、赤、ピンク、白など。 由来（花名）：①属名は、ラテン語の「scabiea（疥癬）」が語源となり、 この属の植物が薬草として皮膚病に用いられたことに由来する。 ➁日本の固有種で山地の草原に生育するマツムシソウ（松虫草）も同属であるが、 一般にスカビオサという名前で流通しているものの多くはセイヨウマツムシソウ（西洋松虫草）になる。 また、松虫草の語源には諸説あり、花が散ったあとの姿が仏具の「松虫鉦」に似ているからともいわれる。 由来（花言葉）：①ギリシア神話にて大量の血を流して死んでしまった美少年ヒュアキントスの、 その血から紫のヒヤシンスの花が咲いたという言い伝えに由来する。 両親が中国人と日本人であり、洋美はそのハーフにあたる。 幼少期を出生地の中国で過ごすが、父親の仕事の都合で中学進学と同時に日本へ移住している。 大手企業の社長と大女優という富豪家系、そして誰もが羨むような美形の容姿を持つ、 まさに、生まれた時から順風満帆といえる人生を送ってきた。 一人息子を目に入れても痛くないほど可愛がる両親、欲しいものは手に入り、嫌なことからは守って貰う。 物心つくより前からそれが日常と理解していた洋美に至っては、 世間知らずでわがまま坊ちゃんになるのは、もはや必然であり、時間の問題だった。 コネで入学した大学は、当然勉学に身を投じることはなく、繁華街を夜通し遊びまわる日々で、 唯一関心があった事と言えば、遊び仲間から誘われて始めた『とある趣味』であった。 飽き性で持続性のない洋美が、金稼ぎや時間潰しといった、単純な目的があったわけではない。 一度心を近づけただけで、相手の為に身を削り、心も身体も不幸になっていく姿を眺めるのは、 なんとも滑稽で惨め、それに今まで味わったことのない類まれなる愉悦を覚えた。 勝手に寄ってくる者がいるのならば、それを逆手に取ればいい。 相手が求めることを助長してやっているだけ、罪悪感など知る由もない。 恵まれた地位と天性の豪運があるかぎり、洋美に恐れるものは何もない。 まさにシャーデンフロイデ、「他人の不幸は蜜の味」とはこのことである。 『趣味』にどっぷり浸かってしまった洋美は、酒と女無しでは生きられなくなるほど中毒になるが、 ある日境にそれは、ぱたりと止んでしまった。 なぜなら、傲慢に振舞うことができた唯一の手段である『権威と財力』を失ったためである。 父親が取締役社長である企業は、賄賂と横領を繰り返していたという悪行が明るみに、 さらに、母親の不倫が明らかになると、問い詰めるより先に、浮気相手と行方をくらました。 信頼減退と、没落までの道のりは、カップ麺が出来上がるよりもあっという間であった。 当然、周囲を取り巻いていた人物は、地位や報酬が無いと知ると、建前を捨て早々に立ち去っていき、 洋美はやり場のない怒りと絶望に狂い、これまで「幸福」を得るための対象を失えば、精神はさらに蝕まれていく。 つい先日までは日常であった生活が、今となっては遠い夢物語と化してしまうのは、こんなに容易いものなのか。 しかし洋美は、一時期の精神崩壊からふと我に返ったかのように、ひとつの結論を編み出した。 簡単なことだった。誰も見向きしないのであれば、自分を利用すればいいだけではないか。 自らを対象として「不幸」であることで、これまで得ていた「幸福」を得るだけだ。 蔑むような目、哀れみの言葉、裏切りと絶望、醜悪な人間の素性。 知らなかった、こんなにも馬鹿馬鹿しく、そして美しいものだったとは。 だが、まだ足りない。こんなものでは、誰も気づいてくれない。 俺は不幸で最低で生きる価値のない人間なんだ。もっと俺に見せてくれ。その、塵を見るような目で。 クリアシナリオ 商・不幸堂（両生還/同棲をはじめる） ラストグラス(華 昊天へ贈る) ラストグラス(華 昊天から贈られた)

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