タグ： まれびとこぞりて

　マリンスポーツ雑誌(マリナー社出版の「隔月刊マリナー」)の記者(＝会社員)。５月５日生まれ。 　小学５年の夏休み、両親に連れていってもらったマリーナでモーターボートに体験乗船し、海原を駆け抜ける爽快感に魅了された。ヨット部のある高校、大学に進学するため、受験勉強は熱心にやった。入学後はクラブ活動とアルバイトにいそしみ、お金を貯めては全国各地のマリーナへ遠征。海辺のレジャーには一通り触れた。交遊関係が広く、学外に広い世界を持っていることで同級生男子よりも大人びて見え、高校時代が最もモテた。 　二級小型船舶操縦士免許は高校１年、一級小型船舶操縦士免許は大学１年のときに取得。現在は会社の福利厚生でマリンクラブの法人会員になっており、長期休みに楽しむクルージングが日々の活力になっている。いつか自分のボートを持つべく、コツコツと貯金中。 　好奇心旺盛で、船旅好きも冒険心が根源。クルーズついでに小島に上陸して探検することもしばしば。 　人懐っこく、初対面の人と打ち解けるのが得意。取材を通じて仲良くなったレジャー関係者や漁業関係者から地元の古い話を聞くことが多く、海辺のまちの歴史に詳しくなった。テレビ番組のプラタ○リが好きで、知られざるまちの歴史に興味がある。 　海は日差しがきついので、こまめに日焼け止めクリームを塗っているが、そもそも地黒。 　身長が伸び悩んだ[成人後でSIZ11]中学１年の秋、思春期の男子らしく、女子にモテるために始めた筋トレが習慣化。今は海で脱いだとき、いかに格好いい筋肉を見せられるかを考えて筋トレしている[STR14]。女子モテより自分磨きに比重が移った模様。 　彼女ができてもいつも振られる側。自分から振ったことがない。告白されると途端に相手が気になってしまうタイプ。わりと最近振られたばかり。 　哲さん（＝各務 哲司）とは同じ大学で、入学直後、宗教勧誘(と気づかず)について行きかけたところを助けてもらったのが出会い。その後、学食で哲さんを見かけると(気さくに押しかけて)同席して食事するようになる。 （→「宗教勧誘のときの！！」「えっ」「あのときは助けていただいてありがとうございました。せっかくなんで隣いいですか？」「ちょ」「そういえば何学部ですか？　あ、医学部か。似合いますね」「声でか……」） 　フェイスブック上で先輩の友達の中に哲さんのアカウントを発見したので、何気なく友達申請し、哲さんをビビらせる。 ■勝手に前日譚 　大学卒業後も、友人関係は続いていた。一緒に食事に出かけた際、インターネット上の衛星写真閲覧サービスで偶然見つけた無人島のことを話題に挙げる。好奇心のまま、次の休日には船を出して探検に行くつもりであることを明かすと、秋も深まる季節であることから、一人での船旅を心配された。 「哲さんも一緒に行きましょうよ。医者がいるなら安心です」 　社用パソコンで示した衛生写真から哲さんは目を離さず、どこか興味がありそうな様子だった。断りやすいよう軽い口調で誘ってみると、さしたる反発もなく、水が低い方に流れるように、なにかに引き寄せられるように、哲さんの同行がごくごく自然と決まっていた。

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