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「あら、私は綺麗なものが好きな普通のレディよ？」 何より美しいのは人間の死の間際だと思っている女。 遺書は死の間際に遺すものなので、それを届ける届け人のことも美しいと思っている、その行いの邪魔をするものも排除したい。 斧振り回してるのは戦いかたとして美しくないのでは？ということに関しては赤いドレスも綺麗でしょう？と思ってるので無問題。 武器は斧にこだわる、童話の赤い靴がすきで、届け人と出会う前は自身の経営する靴屋にやってきて傲慢な態度をとる少女を対象に足を斧で切り落とし、生を懇願しながら死んでゆく美しい少女を眺めていた猟奇殺人鬼。 ▼通過シナリオ ・ドロップアウトディスパイア（生還） 　KPわしょい　同行PC　縄西 朔睦/八重さん ・DtD（生還） 　KP八重さん　同行PC　縄西 朔睦/八重さん 【遺書】 拝啓、<届け人>へ 私の人生は、とても醜かった。 いい家に産まれた、苦労もしたことはなかった。 けれど、何一つ楽しくなかったの。 全部がつまらない灰色、いやだったわ。 このまま平凡に死んで行くのかと思ったけれど、ひょんなことからこうして貴方と遺書屋なんて愉快な仕事ができて、とてもラッキーだった。 貴方だけが、私の世界で鮮やかだったの。 貴方と歩いた道だけが、彩りのある時間だった。 まるで、切り落とされても踊りながら去っていった赤い靴みたいに、軽やかな心地だったわ。 貴方は誰よりも美しいわ、<届け人>。 だから私の遺書は貴方にあげる。 光栄に思って頂戴な。 私は貴方の人生に花を添えられたかしら？ もしそうなら、私の始末は貴方にお願いしたいの。 土葬も火葬もありきたりとおもって調べたのだけど、私、樹木葬がいいわ。 貴方の手で灰を埋めて頂戴。 そしてその上に、山茶花の苗を植えて欲しいの。 お参りとかはいらないわ、貴方も忙しいでしょうから。 でももしたまに思い出したら、顔を見せにきて頂戴。 いいたいことってこれくらいかしら。 それじゃあ、一足先に地獄で待ってるわね。 遣らずの雨の孔雀より

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