タグ： ackaの探索者

全てが石と化した大陸で、永い時を過ごしてきた女性。 名前はない（呼んでくれる人もいなければ、名乗る機会もないから）。そもそも名詞という意味の「名前」なら何となく理解できるが、固有名詞という意味の「名前」の概念は、彼女の中にない。 好奇心旺盛。長年の孤独故か、見た目の割に子供っぽい仕草や、話し方をする。 1人で代わり映えのしない日々を送ってきたので、普段と違うもの、ひいては自分の知らないものに非常に興味を示す。その好奇心を本人は「ワクワク」と呼称し、それを求めている。 海の向こうの氷の都市には行ったことがないので非常に興味があるが、周りにある素材ではなかなか船が完成せず、ついに彼女は船づくりに飽きた。泳いでいくことも考えたが、途中で溺れたりしたら...と考え、諦めた。 着ている服は、石が石になる前に、探検して拾ってきたもの。サイズは気にせず拾ってきたため、ブカブカなものばかりである。泉の近くに、大きな器のような形をした石があるので、そこに乱雑に入れている。 老いないため、食事は必要なくなったが、眠くなる。特にのどは乾かないが、気が向いた時に水を飲んでいる。眠る専用の場所を最初は作っていたが、今はもうどこでも10秒で入眠できる。 永い時を一人で生きる寂しさや不安は、彼女の心をじわじわと蝕んだ。そのことに気づいた彼女の心は、知らないフリをして目を逸らすことを決めた。時を経る毎に、彼女は壊れていくように幼さを取り戻していった。無垢になった彼女は、今までの知識も経験も、寂しいという感情さえも忘れた、フリをして心の奥底にしまい込んだ。最も、彼女自身がそのことに気づいているかは別の話である。 だが、幸か不幸か、彼女は頭が良かったようで、その頭の回転の速さだけはどうにもできなかった。何も知らないのに察しが良いちぐはぐさは、彼女の心が壊れてしまったことの証でもある。 再び地球を繁栄させた彼女は、長い年月の中でその事実を忘れてしまった。しかし、松永京（まつなが　きょう）と出会ったことで、彼と過ごした時間の一部を思い出した。しかし、すべてを思い出したわけではないので、発言に安定性はない。今は彼と旅をしている。 『Good morning ALL』 「そうだ！あなたが名前を付けてくれる？ワクワクする名前なら何でもいいわよ！」 「危ない？そんなことないわ！だって私は誰よりもここを知っているわ、あなたよりもずーーーっと長い時間、ここにいたんだもの！」 「あなた、ワクワクすることをいっぱい知っているのね！もっともーーっと私に教えて！」 （アイコンはnaco様のpicrewを使用。）

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