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啓都大学の医学部に通う大学生。 生まれは京都だが、親の転勤に伴って小学校四年生の時に大阪へ、その後中学二年の時に東京に引っ越して、大学入学を機に京都に戻ってきた。現地の人に引っ張られて方言で喋ってしまうが、京言葉・大阪弁・標準語の三つを使っていたせいか色々と中途半端に混ざり、周りからエセと言われることも多い。 医学部に入学したのは、少しでも自分が学んだ知識で助かる人が居ればいいなというささやかな願いから。将来は大きな病院に勤めるというよりは地域密着型のいわゆる町医者になれればいいなとぼんやり思っている。 親友である鶯塚優梅とは、大学の入学式の日、構内で鴬塚が落とした学生証を拾ったのがきっかけで、その後の授業ガイダンスで再会し専攻は違うものの同じ学部だったこともあって仲良くなった。 素人の趣味程度ではあるが写真を撮ることが好き。元々は景色や時々人物を撮る程度だったが、鴬塚がコスプレを撮ると聞いてからはその写真も撮るようになった。コスプレの良し悪しはいまいちわからないが、楽しそうな人達を撮るのが楽しい。 これからも、ずっとずっと、生きていきたかった。 きみと生きていきたかったんだ。 「でっかいことやないねん。俺が何か一つでも頑張って、それが誰かの助けになればええなって、そう思っとるだけ」 通過シナリオ 「辜月のN」ロスト 「ふたりの終末旅行」 以下、辜月のN HO1内容あり 学生証を拾ったのは偶々だったが、それに気がつけたのはすれ違った鴬塚の顔に見覚えがあったからだ。夢で見た彼は自分の目の前で死んでいて、それを自分は心から悲しいと感じた。飛び起きてもその光景は頭に焼き付き、見ず知らずの人間であっても目指しているものの職業柄が原因なのか、目覚めはあまりいいものではなかった。 その嫌な動悸は言葉を一つ二つ交わしても僅かに残っていて、学生証を手渡した時に自分の指が彼の温みのある掌に触れて、やっとその生命の証にほっと息を吐いた。 それから名前を切っ掛けに連絡先を交換する流れになり、交流が始まった。 あの夢が何だったのか二年経った今でもよくわかっていないが、もしいわゆる正夢のようなものなのだとしたら、自分の持ちうる医学の知識でそれを覆したいと思っている。 フレーバー：6ガーベラ 「希望」「常に前進」「辛抱強さ」 とにかく願っている、なにかを。とにかく想っている、なにかを。根拠などない、考えなどない。ただ、進めばなにかが動くと知っている。ならば進むしかない。

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