タグ： エリザベート遊戯録

《『エリザベート遊戯録』設定》 ・舞台は現代日本『T都』。共通語は日本語。モデルは現代日本・東京。 ・探索者は現代義賊『シティシーフ』として、依頼人の盗まれたお宝を奪還する。 　例えば警察に頼れない、例えば表沙汰にしたくない。そんな依頼人の頼みを引き受け、現地に潜入し、秘密裏にお宝を回収する。 　すなわち怪盗、すなわち泥棒。とはいえ依頼は、基本的に人道的・道徳的なものだ。少々非合法的な面はあるが、それによって救われる者がいる。 　探索者たちはこの依頼を、「少々非合法的」なのは承知の上で、自ら進んで受けることが望ましい。 ・探索者たちに依頼を託すのは、I袋のバー・エリザベートのマスター。 　困っている人の話を聞き、探索者のように解決能力を持った者に『依頼』として委託する。これはマスターの趣味である。 《背景設定》 テーブルマジックで場を盛り上げる個人経営のマジシャン。 バーや居酒屋、結婚式やホームパーティー、相手が暴力団関係者のような人間でも、ご指名であればどこへでも駆けつける。 マジックについてはほとんどが独学で、他のマジシャンが行うマジックを見よう見まねで練習したら簡単に再現できたため、これが自分の天職だと思い小さいころから研鑽を重ねている。 実際のところはマジックの原理に関する知識はほぼゼロで、力業と持ち前の運の良さでマジックを成功させている。 テレビで見たスプーン曲げは力をこめれば誰にでもできるし、縄抜けも肩を脱臼させれば簡単で、人間浮遊は驚異的なジャンプ力、トランプのカード当ても所詮は54分の1の確率なので当てようと思えば当てられる。 本物のマジシャンからすれば見た目こそよくあるマジックだが種も仕掛けもわからないので、何人かの大物マジシャンは自信を失くして引退するきっかけにもなった。 マジシャンとしての立ち振る舞いや雰囲気だけは一人前なので、一般客から見ればちょっと変わったマジシャン程度の印象。 生家はかつて将軍級に仕えていた御庭番の一族で、近代以降も歴史の裏側で重要な役割を果たしていた。 しかし時代とともにそういった役割も不要になりつつあり、特に父親は世間に帰属するべきだと唱える改革派であったこともあり、両親の代からは一般職に就いて社会に溶け込むようになった。 一方で、祖父は一族の歴史や誇りを重んじる人間であり、消えゆく伝統に心を痛めていた。 そこで、息子の目を盗み、孫に自分の技術や通念を伝授することで伝統を残そうとしていた。 （幼少期から特殊な訓練を受けていたこともあり、ここで学んだ筋肉のリミッターの外し方や高い身体能力をマジックに生かしている。） 孫には忍び生きる道を辿ってほしいと思っていたが、当の本人は目立ちたがり屋な性格の持ち主で、マジシャンを志したのはその性格に起因する。 忍ぶ者にはあってはならない思想で、ここだけは本人の根幹部分なだけに矯正ができず、「今時の若者の価値観にはついていけない」と老人らしい言葉を遺して天寿を全うする。 日ごろから「目立ちたい」という気持ちを抱えていたが、いつしかそれを補うように「目立たないところで暗躍したい」という気持ちも得るようになる。 思春期特有の病の影響も相まって、ハードボイルドなスパイの活躍や権謀術数めぐらす宮廷生活を描いた作品に傾倒し、自分自身もそういった存在に憧れるようになる。 普通ならそれはただの夢見がちな子供の妄想で次第に霧消する憧れのはずであったが、培われた身体能力がその夢の実現を可能にしてしまった。 そうして、奇しくも両親の代で絶たれてしまったはずの「裏側」の役割が、この代で復活を遂げようとしていた。 《バックストーリー》 ※2020の「ランダム表（現代日本用）」を使用 ・容姿の描写……………8.職業的な服装（マジシャン衣装） ・イデオロギー／信念…4.強い正義感を持っている。周囲の目やリスクを気にして、悪を見過ごすようなことはしない。 ・重要な人々……………10.ゲームにおけるNPC（バー・エリザベートのマスター）/7.彼らの何かを崇拝し、偶像化している（裏社会で活躍する者への憧れ） ・意味のある場所………3.行きつけの店（普段マジック道具を仕入れている知り合いの雑貨屋） ・秘蔵の品………………6.自分だけが価値を見いだしている物（町工場の親父が意地で作ったどうやっても曲がらないやたら丈夫なステンレス製のスプーン） ・特徴……………………4.思わず心を奪われてしまうもの、夢中になってしまうものがある（「黒幕」「陰の立役者」のような裏で暗躍する存在全般）【キー・コネクション】 《職業/興味系技能》 ※職業技能は2020の「エンターテイナー」準拠 ・手さばき………………マジシャンとしての最低限の技術はあるが、本当に最低限しかない ・言いくるめ、心理学…マジシャンとしての話術や振る舞い ・目星、聞き耳…………ほかのマジシャンのマジックを見て盗む ・芸術／製作：手芸……マジックの小物づくりや衣装製作 ・変装……………………マジシャンとしての衣装や化粧 ・近接戦闘：格闘………徒手空拳を祖父から仕込まれた；小手先のマジックで敵を怯ませたりもする ・跳躍、登攀……………身軽でパルクールのような軽業もできる ・ナビゲート……………潜入時の地形把握 《エリザベート遊戯録・前編 11SEP2022》 ・シナリオ前：貴婦人の依頼で裏カジノに飾られた祖母の肖像画を取り戻してほしいと依頼を受ける。 ・シナリオ後：裏カジノのオーナーが火に飲み込まれるのを手助けし、肖像画の秘密を解き明かした上で取り戻す。 ・SAN値：50→46→49 ・成長：心理学+9、応急手当+1、回避+11、クトゥルフ神話+3 《エリザベート遊戯録・後編 08OCT2022》 ・シナリオ前：大企業の社長の娘である女学生の依頼で、父の形見のカメオを取り戻してほしいと依頼を受ける。 ・シナリオ後：豪華客船でカメオの奪取と仲間の救出に成功し、沈みゆく船から救助艇で脱出した。 ・初回発狂：人間にとりついてから出現したイゴーロナクを目撃し発狂；＜クトゥルフ神話＞+5；恐怖症「海洋恐怖症」を獲得 ・SAN値：49→19→40 ・成長：回避+3、目星+5、心理学+8、クトゥルフ神話+5

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