タグ： なまこ式 ベビーシッター 辺獄の咎 百奇夜行

名前の読みは「センダイガワ サユ」。現在はフルタイムでベビーシッターとして収入を得ている。 明るい赤色の目と真っ黒い髪に、身長156cmの子供っぽい体格を持った、どこにでもいそうな雰囲気の成人女性。かけている眼鏡は伊達らしい。 自己主張が少ない方だが、どんな考えでも平坦なトーンで言い放つマイペースさを備えている。感情の起伏がそれほど大きくなく、思ったことを言葉にせず静観している姿が珍しくないが、不思議と表情だけで相手に伝わってしまうことも多い。 性格が概ねおおらかで、他者に向かって極端な警戒心を抱くことは少ない。尋ね事や頼み事をあまり遠慮せず、はぐらかされたり断られたりしても殆ど気にしていない様子。しかし、それでもあまり「人懐っこい」わけではないようで、せいぜい「人慣れしている」くらいである。 「かいぶつたちとマホラカルト」通過後の探索者です。HO3「鬼」の重大なネタバレを含みます。注意の上スクロールしてください。 目を瞑っていると、いつの間にか泥の中にいる。 自分の中に血が流れる音がずっと聞こえる。周りに、同じように沈んでいる人の気配がたくさんあって、それは私が知っている誰かなんじゃないか、という気がする。 人々の拍動が泥を伝って私に届くと、背中が震えて、息が苦しくなって、今まで感じた嫌な気持ちがもう一度いっぺんに噴き出す。少し経つとそれは落ち着いて、また少しすると新しく始まって、また収まって。 丸一日そういう夢を見た後、人を殺す準備が出来た状態で目を覚ます。 自分の体を編んでいる糸一つ一つを自在に動かせて、聴こえる音には酷いノイズが混じりながら、視えている光の粒全てに触れられるような思いを、疲れ果てるまで感じ続ける。 私はその間何もしないで、誰も来ない部屋の天井の明かりを、ぼうっと眼窩に流し込み続ける。 泥にいる人々を再び殺し直した日、その病気は終わって、私は何かが変わってしまった。 総殺害人数不明。ある犯罪集団から「ヘビイチゴ」という通り名を与えられ、およそ11年前から7年前までの4年間、殺人を中心に数々の犯罪を繰り返したと見られている元死刑囚。 犯罪組織「百奇夜行」による3年前の拘置所襲撃の際、公的には行方不明となり、現在は新しく得た戸籍で一般人として暮らす傍ら、同組織にてコードネーム『鬼』として殺しを含む荒事に携わっている。 『魔女』というコードネームを持ち、メンバーには”キラ”を名乗る人物とルームシェア関係を結んでいて、それは組織に入って3年経った今でも継続している。 生まれたころから孤児として原磯市の教会で育ち、小学生の頃成立した養子縁組で面識のない夫婦と一緒に暮らし始める。 14歳の時、家庭環境の悪化を動機としてその養親二人を殺害。その場でパニックを起こし、当時の匿名掲示板に流れていた「人を殺してしまった時に助けてくれる電話番号」を頼った結果、退路を断たれる形となり、以後4年間に渡る犯罪行為に協力し続ける。熟達した銃の扱いを始めとする戦闘技術は、この時身に着いたもの。 ただ一人だけ彼女の本名を知っていた「電話相手」には強い信頼を抱いていたことがあり、数回だけ面識があった他、最後に会った時子どもを授かっている。 身重の状態で逮捕され、拘置の最中で出産したのち、「当人の精神状態を鑑みるに適切ではない」と判断され、今はどこか遠くにいる。 裁判では責任能力の有無が議論され、その終着点は予想が難しいものだったが、最終的に当時の裁判員による判断で死刑判決を受ける。 拘置所での挙動は不安定そのもの。産後であることにその影響が加わり、激しい体調の悪化を記録することも少なくなかったが、ある日を境に様子が全く変わる。当時の臨床心理士は「気がおかしくなった」と表現していたが、その真相を知る者はいない。 以下、シナリオから配布された秘匿ハンドアウトの情報を改変なく掲載します ★HO3『鬼』 　組織には 3 年前に加入。あなたは暴力である。 推奨技能：≪戦闘技能≫※攻撃力の高いもの推奨 年齢指定：25 歳 ──あなたは殺人経験があり、一度司法の場で裁かれている。 死刑を待つ身であったあなたを当時の組織の者たちは助け、戦力補強の為スカウトした。 この殺人経験に関する設定は自由である。 また、あなたは親と言うものがおらず原磯市と言う街の教会で孤児として育った。 非凡な経験を持つことから≪任意の戦闘技能≫ふたつに+20 の補正が入る。 【一騎当千】 孤独と殺人に彩られた人生から取得した技術。 戦闘ラウンド時に限り、MP を 1D3 消費する事で再行動･再ロールが行える。 この宣言は 1R 中 2 回まで。つまり最大 1R3 回まで行動が可能。 失敗した技能を振り直す事にも使える。

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