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繭隠 いと（まよごも いと） 繭隠＝繭にこもった存在、神の庇護対象 蜘蛛の糸（＝救い）と愛（いとしい）で愛（いと） 蚕っぽいイメージ！搾取される側？ 一人称：わたし 二人称：あなた 彼女はネグレクト家庭で育った。 たしかに側から見ればろくでもない親だったかもしれない。けれども、それでも彼女にとっては親だったのだ。 幾度と死にかけてなお、それでも親の愛情が欲しいとねだるのが子供というもので、彼女も例外ではなかった。 神に助けてくれと願ったが、それは本来彼女が意図すべき「助ける」とは違っていた。彼女は自分に両親の愛情が向くよう、願ったのだ。 普通の家庭で普通の幸せを。そんな女の子になりたかった。 神への願いにより、それは断たれることとなる。両親の愛情が自分に向けられる可能性は自分の祈りにより潰えた。 これは代償なのだと。神は自分を助けてはくれたけれど、救ってくれるものではなかったのだとそう思った。 時とは残酷で、孤児院で過ごすうちに「普通の女の子」として過ごせていることへの幸福を感じ始める。 普通の女の子になれたのは、孤児院の職員と…そして同じ境遇の男の子のおかげだった。 やっぱり神様は自分のことを救ってくれたのだと、こうなることを見越していたのだとそう思い始めたがために、彼にあろう事に「神の救済」という提案をしてしまった。 ひどく、後悔した。 自分は、彼から両親の愛情を得る機会を奪ってしまったのだと。神が自分の両親を奪った日の後悔が一気に甦った。 まるで天罰のように、その一件以降彼女の元にたくさんの救いを求める人たちが押し寄せる。 彼らは一様に彼女を求め、孤児院でも、彼女が「普通の女の子」になれることはなくなってしまった。 彼らから両親の愛情を得る機会を、可能性を奪っている。 そのことに気づき、彼らがいつ後悔するかもわからない。 けれども、それで彼らが「助かる」のなら。 わたしも神にそうされたように、助けを差し伸べなくてはならないのかもしれない。 神の助けを奪うことも、自分の慢心ではないのだろうか。 求められるまま神へと祈る。 後戻りはできなくなっていた。 自分が望んだ「普通の女の子」としての生活はもう叶わないかもしれないが、家族愛は十分に得たのだから。 かつて自分が孤児院で感じたように。 ここに住む子たちの「普通」になれたのなら。私はこれ以上彼らの「普通」を奪ってあげたくはないのだと、なによりも他人のために現状の崩壊を恐れている。 しかしながら、かつて自分を「普通の女の子」にしてくれた彼の前では、普通の女の子になりたいのだという欲と希望もまた、捨て切れないでいる。 花よ蝶よ神よと祭り上げられ、マイペースでゆったりとした性格へと。 基本的に他者優先の心優しい女性であり、頼みを断れない性格。 本当は最善でないことはわかっているけれど、目の前で苦しんでいる人たちから「神の救い」という縋るものさえ奪ってしまう権利はわたしにあるのだろうか…と常に葛藤を抱いている。 紫外線に弱くすぐ肌が赤くなる。 体力もなく、子供たちと遊ぶことは好きだがすぐにへばってしまうのが残念。 閏くんに対しては幼少期の初恋の相手というのもあり、ちょっとわがままで言動が幼くなる。 「普通の女の子」として普通の恋愛をすることを望んでいるが、一方で彼の両親を消してしまったという後ろめたさもあり、恋心を寄せる資格はないとも思っている。 「あら〜こんにちは〜。わたしは…えーと、一応ここの教祖ってことになるのかしら〜」 「あら〜？そうなのね、知らなかったわ〜」 「……あ、あの人が、う、うーちゃんって呼んでも怒らないから……そう、呼んでるのだけれど、や、やっぱり少し馴れ馴れしいかしら」 閏くん→あなた（うーちゃん） 真狐幽々→ゆゆちゃん しっかり者ね〜（ほわほわ）と思ってる。 幼馴染ということもあり、教祖としてではなく気の知れた仲として接することが多い。 しっかり者だと思っているため、細かい仕事を任せ（押し付け）がち。 鬼灯弥也→鬼灯さん いつもお疲れ様〜と思ってる。 お昼寝に誘っても断られるため、いつか必ずと機会を窺ってる。 公喜波芭→ははさん 主に恋バナにのってもらってる。 自分よりも子供優先の思考は普通に嬉しく、教祖というより1人の女の子として接してくれているように思っている。 怒々峰笹→笹くん 畑のお手伝いでよく顔を合わせる。 美味しいお野菜と綺麗なお花育ててくれてありがとう〜って思ってる。 紫寿々→すずちゃん 笹くんと仲良くしてるのをニコニコ眺めるのが好き。楽しい。

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