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職業ベース:芸術家(2015サプリ、p7) 選択技能3つ:生物学、天文学、芸術 特記:専門とする分野の芸術または製作に+10% 職業技能ポイント：EDU×10＋POW×10→260 英語初期値　EDU×2→18 「魔法少女希望譚」PC3 ♠︎スペードマークのついた人形 大人しく冷静な学生。優等生タイプ。授業も学業も行事も真面目に参加する。 数年前に両親を亡くしている。 双子の妹が居て、生き残った家族同士、互いをとても大切に思っている。名前は海揺(みゆり)。 願いは、「大金を手に入れたい(＝母の遺した工房を続ける金が欲しい)」 薙刀術と回避技能は、「芸術や勉学を志す以前に、いざというときに自分の身くらいは守れるようになれ」という祖母の勧めにより、幼い頃から妹とともに親戚の道場にて学んだもの。 運転技能は、人形作りのノウハウを学ぶうちに、機械などの内部構造を考える癖がついたため。 当然、実際に車を運転などしたことはない。 彼ら兄妹の母親は、その祖父(PCにとっては母方の曾祖父)の代から代々続いている人形師を生業としており、 町外れに「蒼月館」という人形工房を営んでいた。 (普段はマンション住まい) 曽祖父秘伝の、まるで生命の宿っているかのように美しい人形たちは、愛好家達に支持されており、母もその仕事を誇りに思っていた。 兄妹は、2人ともそんな母と、彼女の作った作品達を慕い、いずれ自分達も工房を継ぐべく、すすんでその技術を教わった。 …ところが、蒼月家に婿入りした男、すなわち父親は実家から縁を切られたレベルのとんでもない遊び人。 ギャンブルで多額の借金を作り妻とその実家の財産を使い潰した挙句、自動車事故を起こして妻と共に死んでしまった。 命日は、兄妹が12歳の誕生日であった。 …残されたのは莫大な借金とふたりの兄妹だけ。 以降は親戚が後見人となり、ふたりで暮らしている。 母の工房はといえば、 従業員を雇い続ける費用も無く、 先代の人形師であった祖父もまたすでに亡くなっていたため 休業を余儀なくされた。 母親の蓄えはすでに父が使い込み、借金の返済や兄妹の進学、生活費のために、 たくさんあった母親の作品の数々は、兄妹のもとにひとつずつ遺された2体を除いて全て差し押さえや売却の憂き目に遭って無くなってしまった。 子供であったPCはそれを、やるせない悔しさと共に見つめる事しか出来なかった。 そして兄妹が15となった年、ついに「蒼月館」そのものをも売らざるを得なくなってしまう。 早く卒業して、人形作りを極めて、母の工房を蘇らせるんだ…と考えていたPCにとっては、あまりにショックな事実であった。 もう幼い子供ではないのだ。仕方のない事だと、頭ではわかっている。理想では腹は膨れない。思い出すのは、父のためにいつもお金のことで苦しんでいた母親の姿。 金が無ければ生活出来ない。 妹を進学させてやる事も。明日の飯を口にする事も。 そう自分に言い聞かせる一方で、 「工房や設備を売らなくて済むほどの金。 亡くなった母の、蒼月館の人形作りをこれからも続けていけるほどの大金が降って湧いたならば」と、夢物語のような空想をせずにはいられなかった。 とっさに願いを問われた時に、よもや本当とは思わず「母を生き返らせて」と願わなかった事をひどく後悔し、自分を責めている。 「魔法少女希望譚」EXエンド　生還 【裏 HO :『あなたには魔法少女、魔法少年の素質がある』】 人形工場「蒼月館」が貴方達兄妹の所有物になった事が告げられる。 また誰かはわからないが、祖父の代からのファンだというパトロン的な人ができたとの事で大きなお金が入る。工房や設備を売らなくて済むほどの大量の金が入ったのだ。 （魔法少女希望譚より）

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