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ᴍɪᴛsᴜᴍɪɴᴇ ᴋᴏɪᴛᴏ ᴀɢᴇ:17 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 大人しく達観した性格をしている。いつも諦めたような笑みを浮かべる。大人しいが人見知りは一切せず、初対面でも臆することなく話しかけていく。コミュ力はちゃんとある。 深く行き過ぎず、浅い方が関係としては楽。相手に合わせて肯定しておけば機嫌とれるし人間ってちょろいよね。 あまり自分を出しすぎると失敗するから、自分の話は少しだけでいい。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ いつからだったか。気付けば両親の喧嘩の絶えない毎日を過ごしていた。毎日毎日朝から晩まで飽きることなく喧嘩喧嘩喧嘩喧嘩 汚い言葉を大声で吐いて、物を破壊して。巻き込まれないようにと部屋に籠っていても勝手に開けてずかずか入られて殴られる蹴られるの毎日だ。夜だって両親のせいでまともに寝れたことなんてないし、目覚めも最悪。 早く離婚したらいいのに。凝りもせず喧嘩してさ。ホント馬鹿なのかなこいつら。脳ナシの馬鹿たちだ。惨たらしく死んでしまえばいいのに。 それだけならまだしも、最近は認知症の祖母が引き起こす問題で更に悪化してしまった。殴る回数も罵倒される回数も増えた。 祖母は勝手に外を徘徊したり、同じことを何回も聞いたり、まともに行動してくれなかったり、ご近所のトラブルや様々な問題を引き起こしてる。そのせいで父も母もピリピリしているしとてつもなく居心地が悪い。深夜に叩き起されて徘徊していなくなった祖母を探してこいとも言われた。 なんで私が、関係ないのに。邪魔なら老人ホームにでもなんでも突っ込めばいいだろ。やっぱり馬鹿じゃん。 こいつらがいるせいで自分まで近所の人に白い目で見られる。「可哀想」なんていつも言われる。 私は可哀想なんかじゃない。他人のくせに勝手に物差しで測るな。 家の中じゃなくて外ならまだマシ？そんなことあるわけないだろ。 学校なんて行く意味がまずない。行ったって楽しいことなんて1つもないし、クラスメイトも先生もみんなみんな大嫌い。1人に寄って集っていじめて馬鹿みたいだ。 家庭環境もあったが、1番は女子グループのリーダー格の彼氏を盗ったという冤罪だ。 「私の彼氏がアンタのこと可愛いって、好きになったから別れようって言われたのよ」 このクソビッチ。そう言われた。 いや、めちゃくちゃどうでもいいんだけど。興味無いし関係ないし私の名前出さなくてもよくない？なんで関係ないのに脳ナシクソ馬鹿カップルの痴話喧嘩巻き込まれないといけないの？ それだけで私いじめられてるの？やることなすこと全てちっっっっさ。テメェの男見る目がなかっただけだろ、人に当たるな。さっさと死んでよ。 先生も大嫌いだ。微塵も思ってないくせして「何かあったら言ってね」だって。目が合ってないのも泳いでるのもバレバレなんだよ。 私知ってんだよ、お前があいつらに肩入れしてることくらい。ああ、家庭環境サイアクな生徒を気にかける私超優しいーって酔いしれてる？人を使って自己陶酔なんてやばいね、クソババア。 見本になる大人のくせして全ての行動が恥ずかしい。 ホントにさっさと死んでほしいし、法が許すなら殺したのにな。 そんな生活を繰り返しながらも心が壊れなかったのは4つ上の兄の存在のおかげだ。口数は多くなく、やぼったい黒縁メガネに目にかかる前髪。とても地味な人だが、自分にだけはとても優しくしてくれた。そんな兄が大好きだし、自分に似て実は顔がとても整っていることも知っている。前髪切って髪整えてコンタクトにしたら超イケメンなのに、勿体ない。でもかっこいい兄は自分だけが知っていればいい。私だけのお兄ちゃん。 兄はいつも恋糸を助けてくれた。殴られそうなことがあれば抱きしめて殴られないように庇った。痛いはずなのに、毎日庇ってくれた。 日々増えていく兄の痣や傷に何も出来ない無力な自分を恨んだ。 そんな気持ちを汲み取ってか、兄は「恋糸は悪くない。お兄ちゃんは恋糸がいてくれるだけで頑張れるし幸せだ」と笑った。それが一層恋糸の罪悪感を蝕んだ。不幸になるべき人が幸せに暮らして、こんな優しい人が不幸だなんて、神様は不平等だ。 しばらくお互いを支えながら一緒に劣悪な環境に耐えていたが、兄が県外の大学に通うために家を出ることになった。ようやく兄が劣悪な環境から解放されるという嬉しさと、邪魔はしないから一緒に連れて行ってほしい、独りにしないでという気持ちで兄が家を出る前は静かに泣いた。本当は大声を上げて泣きたかったけど、あの女には殴られちゃうから。 「あいつらのせいで一緒に連れて行ってあげられなくてごめん。恋糸が卒業したらお兄ちゃんが迎えに行くから一緒に暮らそう」 そう微笑んで優しく抱きしめてくれた。もうこうやって微笑んで抱きしめて、優しく声をかけてくれる兄がいないんだと思うと一気にやるせない気持ちになった。 早く解放されたい。いつまで平気なフリしてればいいんだろう。いつ終わるんだろう。敵しかいない中で「助けて」なんて言えないから、なんでもないよってだいじょうぶって笑って。 逃げ道がどうやっても上手く作れないから、誰か連れ出してくれないかな。 《その他》 ・お菓子作りが好き。無心になれるしおいしい。家では両親がいない時にこっそり作ってる。 ・兄とはよく連絡をとっている。楽しくやってる様子で、兄の現状を聞くのが1つの楽しみだ。 ・家のせいで達観した性格だが、ちゃんと女の子だ。人並みに夢も見るしやりたいこともたくさんある。 ▾HO1 高校生 A-1 家庭 ・貴方の家庭はとても居心地が悪い。アルコール依存症の父親と精神が病んでいる母親、そして認知症で トラブルメーカーの祖母。 ・物心ついた頃から両親は飽きることなく喧嘩をしており、家庭の悩みの種は常に尽きない。最近は認知 症の祖母が引き起こす問題について家庭内の雰囲気がさらに悪化しており、居心地の悪さといったらこ の上ない。 ・両親の怒鳴り声や、物が壊れる音が自分の部屋にいても聞こえてきて、喧嘩の騒音で早朝に目が覚める こともよくあることだ。 A-2 きょうだい ・貴方には 4 つ上のきょうだいがいる。口数はそう多く無い地味な人柄だが、貴方に対してはとても優 しい。 ・貴方と共に居心地の悪い環境を耐えてきたが、県外の大学に通うため家を出ていった。きょうだいの性 別は好きに決めて良い。 B-1 憎悪 ・貴方には快く思えない人物がいる。それは学校のクラスメイトだ。貴方は主犯格の生徒とその取り巻き から軽蔑されており、陰湿で証拠が残らないようないじめを受けている。彼らせいで貴方は理不尽な扱 いを受け、日々の学校生活は一概に楽しい物とは言えないだろう。 C-1 願望 ・貴方はストレスの要因となっているものに対して『死んでしまえばいいのに』、『苦しんでほしい』と願 っている。もしかしたらストレスの要因である人物を痛めつける妄想を何度かしたかもしれない。 ・貴方はストレスの要因について寛容ではないタイプなのだろう。心の中で嫌悪が黴のように蔓延って 増殖している。 D-1 その他 ・貴方は何かしらの趣味がある。趣味を一つ決めて KP に言うこと。 ・貴方は普通二輪の免許を持っている。運転技能に+10%。

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