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　ひめくさ みかこ。UGNチルドレン。生まれついてのオーヴァードで、UGNの管理下で育てられた少女。 　数年前に双子の姉妹を含む数名のチルドレンと共に脱走事件を起こした。公的な記録では、彼女が脱走を企てチルドレンを扇動したとされる。そのまま脱走した者も居たが、彼女はあるエージェント……加賀山大助の説得により引き戻された。 　昔から面倒を見てくれ、そして脱走を企てた自分を庇い、優しく迎え入れてくれた霧谷には頭が上がらない。 　双子の姉妹は脱走を果たし、離れ離れになる。彼女と共に行かなかったことへの後悔を抱き続けていた。 　そして、もう一人。自分に名をくれた少年。自分が名前を与えた少年。任務中に失踪、死亡したとされる彼の生存を信じ、支部の命令で様々な情報を収集する傍ら探し続けていた。 　探し続けていた二人とある事件で再開、また和解する。共に生きていけることに。 　性格は悪く、評判も悪い。けど最近少し丸くなった。情報収集能力、オーヴァードとしての能力によって、組織の内外に幾らかのコネを作っている。妹に対しては過保護気味で、本人も反省している。 　戦闘時には他のオーヴァードを炊き付けて攻撃させる、扇動するなど、悪趣味と評判。生活も自堕落、気まぐれで、精神を逆撫でするのが趣味。人にちょっかいを出しては嫌がられる……「嫌がらせ」を意味する彼女のコードネームは、彼女の振る舞いと戦闘スタイルに因んで名付けられたもの。「扇動者」の名も、脱走を企てた彼女への皮肉。 　捻くれた性格は、妹や親友に対して抱いていた後悔が強く影響したもの。自分は化け物である、嫌われるべき存在である。妹や親友と共に感じた痛みから、抜け出したくなくて。何処までも、嫌悪の対象であり続けようとしたその結果。演じ続けた姿はそのまま自分の姿となって、今の彼女のそれとなる。 　名前をつけあった親友、離れ離れになった妹。二人と再開し、また共に生きていける。そんな中で、彼女の心もまた氷解しつつある。 　ソラリスのピュアブリードとして、薬品の精製や分泌物の操作に優れる。また、あまりその力を用いることは無いものの他者の心を知る能力、記憶を読む能力を持つ。 　UGNが嫌い。霧谷は好き。支部のメンバーはそれなりに信頼している。でもやっぱりUGNは好きになれない。彼女をUGNへと繋ぎとめているのは、信頼する僅かな人物達への未練だけ。そうやって、自分が何処に在るべきなのかを迷い続けていた。今自分が其処に居る、その理由が欲しかった。例えそれが鎖のように絡みつく、束縛のそれであったとしても。 　悩み続けながらも、取り戻した大切な人たちと支えあいながら歩んでいく。UGNとして再び歩みだした二人と共に。 　シナリオ『グランブル・デイズ』をクリア。 　シナリオ『ワールド・エンド・ジュブナイル』をクリア。

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