タグ： 無記名の観客席

「うがーーーッ！！わしより上から目線とは随分生意気だぞっおまえ！」 「へぇ〜....おまえ凄いなぁ！生きてるなぁ！動いているなぁ。やいおまえ！人間か？よくもまぁ生まれてきちゃったな、もう世界は終わってるぞ！」 「...儂はお前など知らぬ。覚えたくもない。疾く去れ、暇つぶしにも成らん有限め」 「儂が誰か。ハハ！興味も出ぬわ。儂には存在意義もない。ただ在り、消費する........ひたすらに飽きたのよ。毎日なんにも起きゃしないからなぁ」 「なぁ頼む。ひとつだけ頼む。微量でよい、微かでよい、ほんの毛ほどでよい───明日が今より輝いて見えれば、いい」 「は？そりゃわしは不老不死だぞ、ふっつーーーの人間と同じ匙で認識されちゃたまんないな！高位の人種と心得ろ！アイデッ(木から落ちる)」 ----------------------------------------------------------------------------- ◇2015特徴表：2-6/アウトドア 名無しの不老不死。外見はまるで10歳程度だが、知識量は当然それをはるかに超えている。 己が何だったか、誰だったかの全てをさっぱり忘れてしまい、しかし意思疎通可能な生物を見たことがないためそれでヨシとしてしまった者。なんだったら人がいないから動きやすさを重視して上裸である。上裸のロリ。 何者か分からないながらも『人間は不老でなく不死でもない』と分かっているため、己を人外だと定義づけて生活している。このため、本来は高慢気味な口調で会話する。 更に正確に言うのなら、“諦めきった辟易した態度”が全面的に出るとそうなる。 全ては変わらず、終わらず、死ねず、果てはなく、狂うことも出来ず、当人が至ったのが今である。 何もかもに諦観を携えてモノを見ているため、文字通り人でなしの自分は、一等上からふんぞりかえる以外に対応する術がない。変化を求めて諦めている。矛盾しているが、ようはその矛盾した意味合いとして正しく“成って”しまった存在だ。 普段は散歩したり、勝手に作曲した歌を口ずさんだり、自分で編み出した遊びや高いとこに登ったりととにかく狂わない程度に暇を潰している。 どうしようもなくなったら何年か寝る。(最長記録38年と何十日か) 口調変化の幅はFGOの伊吹童子のようなイメージ。 それはそうとして、クソガキ。

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